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2月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.68」から高校選手権で準優勝となった青森山田高校の『韮澤廉』を少しだけ紹介!
2021年02月28日
全試合にフル出場した不動の守護神。
韮澤 廉
にらさわ れん 大阪府出身
2002年10月3日生まれ 183cm / 74kg
1年目から選手権メンバーに名を連ね、2年目はセカンドGK、そして3年目の今季はついに正GKとして、青森山田のゴールを守り抜いた韮澤廉。選手権では全試合にフル出場し、キーパーとして高い総合力が評価され優秀選手にも選ばれた。
「やるからには上を目指したい」と意気込んで青森山田高校に入学した当初は、「明らかに同期のGKの方が何もかもレベルが上で、正直悔しかった」という。しかし、チャンスを掴むきっかけとなる出来事があった。
「Bチームの自分の練習が終わった後、Aチームのキーパーがどういう練習をしているのか興味津々で、筋トレルームの窓を開けて見ていたら(当時の)大久保コーチが『そんな所で見ていないで、ゴール裏で見なよ』って言ってくれて」。それからはゴール裏の至近距離で練習を見た後で個人練習に励むなど、ひたむきに取り組む姿勢が監督、コーチの目に留まった。
だが選手権メンバーにも選ばれ充実した1年目を過ごしたことが、皮肉にも2年目の伸び悩みにつながっていく。「今振り返ると、選手権で優勝したことで、慢心があったんじゃないかと。それが2年目、(正GKになれず)サブという結果につながったんじゃないかと思います」。その後悔から、不退転の決意で臨んだ3年目。
(続く)
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