１月17日（月）、青森山田高校の３冠達成を祝うパレードが青森市の新町通りで開催された。
雪の舞うなか大勢の市民が駆け付け、快挙を達成した選手たちを拍手で讃えた。

パレードの終了後、青森市役所駅前庁舎内でセレモニーが行われた。（※セレモニーは新型コロナウイルス対策のため、無観客での開催）
今回の快挙に青森市から市長特別賞が授与され、サッカー部からは小野寺市長に選手のサイン入りボールとＴシャツが贈られた。

３冠を達成した今年度のチームについて、「日々の練習、または試合を重ねるごとに、本当に強いチームに成長してくれた。私が監督をやった27年の中でも最もパワーのある、そして最も誠実である、そんな３年生を中心とするチームだったと思います」と話した黒田剛監督。

続いては、パレードで選手たちをエスコートした古川小学校の児童たちからの質問タイム。

Ｑ.皆さんは普段どんな練習をしていますか？
丸山大和選手「チーム一人ひとりが全国優勝を目標に、厳しく指摘し合って、日本一厳しいトレーニングをしています」

Ｑ.いつも食事中に気を付けていることはありますか？
藤森颯太選手「今はコロナ禍ということで、感染対策もしなければいけないので、なるべく会話はしないようにというのは気を付けています」

司会者からの「好きな食べ物は何ですか？」という質問に「焼肉です」と答えた藤森選手は「自分はそんなに多く食べられないですけど、この中だったら多分鈴木尋くんが一番多く食べます」と、隣の鈴木尋選手へ絶妙なパス。
どのくらい食べるのか聞かれた鈴木選手は「20人前くらいですかね（笑）」と答えて笑わせていた。

Ｑ.練習や試合などで家族に会えない時は寂しくないですか？
松木玖生選手「自分たちがしっかり結果を出して、家族にいい報告ができるように。まずはピッチ内で結果を残すこと、それを心掛けていれば寂しくありません」

Ｑ.試合には勝ちにくいですか？
宇野禅斗選手「自分たちは３冠とれたんですけど、他にも全国区のチームがたくさんいるので。甘い試合は１試合も無いので、勝ちにくいですね」

Ｑ.リフティングは何回できますか？
三輪椋平選手「自分は、リフティングはあまりチームの中だと技術はないので、５００回くらいです」

Ｑ.寝る時はどこで寝ているんですか？
田澤夢積選手「自分は自宅生なので自分の部屋で寝ているんですけど、喉を大事にするためにエアコンはつけないようにしています」
小原由敬選手「（寮は）１年生は８人部屋、２年生３年生は４人部屋です」

黒田監督からは、大会中はずっとホテル住まいなので、乾燥で喉を痛めないよう加湿のためタオルなど洗濯物を枕元に置いていること、試合前には揚げ物を食べないなど選手たちは食事にも気を付けている、といった話も。子供たちからの微笑ましい質問の数々に、選手たちは終始笑顔を見せていた。

松木玖生キャプテン
「まずはこのようなパレードやセレモニーを開催していただきありがとうございます。自分たちは第100回全国高校サッカー選手権大会で３年ぶり３度目の優勝を果たすことができ、インターハイ、プレミアリーグ、そして選手権と、３冠を成し遂げることができました。この結果は自分たちだけでなく、青森市で応援して下さった方々のお陰だと思います。これからは後輩たちにもこの青森山田の記録は任されると思いますが、これからも強い青森山田を見せてくれると思うので、これからも引き続き青森山田を応援よろしくお願いします。今回はありがとうございました」

セレモニーの最後には、黒田監督と小野寺市長から「青森ユースサッカー大会」開催の計画が発表された。青森市及び浅虫温泉地域の活性化につなげるべく、７月下旬にU-15年代、８月中旬にはU-18年代のチームを全国から招聘し、ユースサッカーフェスティバルが行われる。この夏を熱く盛り上げる、楽しみな催しとなりそうだ。

【青森ゴールからのお知らせ】

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