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7月1日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.76」から第一特集の「青森県高校総体」で準優勝の八戸学院野辺地西高校を紹介!
2022年07月08日
八戸学院野辺地西高校
チャレンジャーとして幾度となく王座に挑んできた野辺地西。
全国屈指の強豪を苦しめた試合を糧に、集大成の冬へ備える。
ここ数年、全国行きの切符を懸けた決勝の舞台で目にするユニフォームの色は、緑とオレンジが定番だ。緑はご存知の絶対王者・青森山田高校。彼らに挑むオレンジの雄は、打倒王者の急先鋒・八戸学院野辺地西。高校サッカー界を席巻した昨年度の王者から先制点を奪った前回の選手権予選決勝は、最終的に圧倒されたとはいえ、少なからず話題となった。
あれから半年と少し。新体制となった両チームは、先んじて行われた新人戦でも激突。この時は0ー5で王者が貫禄を見せつける結果に。そして今回は0ー3で挑戦者の敗戦となった。数字だけ見れば野辺地西が王者に惨敗を喫した格好だが、内実はそう単純ではない。
前半は両チーム得点なし。3バックと5バックの可変システムで守備を固めた野辺地西は、球際の競り合いでも互角に渡り合った。ボールを奪取すれば素早く前を向き、攻守の核となる金津力輝を中心にショートカウンターを仕掛ける。相手にボールを握られれば、しっかりとブロックを敷き守備を固める。野辺地西の三上晃監督が「こちらが2点、3点と得点するのは現実的ではないので、いかに失点せずゲームを運べるかが鍵です」と試合後にコメントしたように、最優先するのは失点しないこと。それでありながら相手のプレスをかわしながら得点の機会を伺った
(続く)
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