NEWS&TOPICS
JFLラインメール青森FC DF岸田翔平選手 「AOMORI GOAL VOL.78」誌面未掲載インタビュー
2022年11月04日
10月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.78」。JFLラインメール青森FCの連載ページでは、今季新加入のDF⑤岸田翔平選手にインタビューしています。
DF No.5 岸田 翔平 きしだ しょうへい大分県出身
生年月日:1990年4月3日
身長/体重:180cm/70kg
経歴:大分トリニータU-18→福岡大学→サガン鳥栖→V・ファーレン長崎(期限付き移籍)→大分トリニータ→水戸ホーリーホック
試合で見てもらいたい自身のプレーについて尋ねると、「そうですね…」と考え込む様子を見せた岸田選手。その答えは誌面に掲載した通りだが、続けて話した言葉に彼の誠実な人柄がにじみ出ていた。「目立ったところ、『ここを見てください』というようなところを言えたらいいんですけどね…(苦笑)。でも僕は幼少期から、この世代のスター選手というような部類の人間じゃなくて、地道にずっと、下のほうを生き抜いてきたタイプの人間だと思っているので。だからこそ今もこうやって、30歳を越えてもこういう、走ることを求められるチームでもやれている。それは、自分が今までしっかり努力を積み重ねてきた結果なのかなと。そういうところはこれからもしっかりやっていきたいと思いますし、そういう背中を、後輩や年下の選手たちにも見せて、伝えていければいいのかなとは思います。
僕がサッカースクールとか、小さい子供たちと触れ合う機会があった時とかに言うのは、一流の選手、その世代のスター選手は一握りしかいなくて、僕みたいにずっとぎりぎりで生き残ってきたような人間でも、こうやってプロの世界で活躍できるんだと。日頃の練習、努力というのを毎日続けていれば、見ている人は見ています。それによって、もしかしたらサッカーでは芽が出なかったとしても、他に、次に何かやった時に芽が出てきたりするかもしれない。ですから、そういう(日々努力をする)ところは続けて欲しいなと思います」
J3昇格のためにはホームゲームで1試合平均2000人以上の集客が必要になるが、現状ではその数字には非常に遠い状況にあるラインメール青森。この状況を少しでも改善しようと、選手たちは毎週駅前や市内の商業施設に立ち試合告知活動を行っている。-街頭で告知活動をするなかで何か感じることはありますか?
「このJFLというリーグは、まず試合で結果を残すというのは大前提なんですけれども、それ以外にも自分たちでできることは積極的に、もっと活動量を増やしていいと思います。選手たち自身で外の、色々なかたに声を掛けて、ぜひ試合を見に来てくださいと言うのもそうですし、そういう活動を増やしていって自分たちの認知度を高めるというのがすごく大事なリーグなのかなと。今年来てみて改めてそう感じたので、そういうことを通して青森を盛り上げていけたらと思います」
-岸田選手はJ2水戸在籍時に、地域貢献活動としてお米を作ったりカレーを作ったりしていましたね。
「水戸の練習場が山奥にあるんですが、そこに練習場を作ってくれた城里町という町自体に何かしら恩返しができないかなということで、ある選手と日記を始めて、それが発展していってお米を作ったり、そのお米を使ってカレーを作ったりして、皆さんに還元しようということになっていきました。
僕たちが存在できるのって、色々な人の助けがあるからこそだと思うんです。そういう人たちに自分たちの方から歩み寄って恩返しをすることによって、何かしらそこから見えてくるものや、できることが増えてくる。僕も本当に水戸で色々な経験ができたので、それをチームや、僕より年下の選手たちに伝えていければいいなと思っています」
-そういったさまざまな活動を通して、チームに対する認知度も高まり、親しみも増していくかもしれません。
「そうですね。地方だからなおさらやりやすいのかなとも思います。その土地に合った、なじみやすいやり方というのが絶対あると思うので、そういうものをチームと一緒に模索していければいいのかなと思っています。そういうものがもしできるなら、僕が率先してそこに参加していきたいなと思います」
現在発売中の最新号「AOMORI GOAL VOL.78」読者プレゼント用のサイン色紙に一言、岸田選手のモットーも書いていただきました。巻末のハガキに必要事項を記入のうえ、ご応募ください!
・