NEWS&TOPICS
2月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.80」。青森山田高校が挑んだ高校選手権から小湊 絆選手の記事を少しだけ紹介!
2023年03月09日
No.10 MF
小湊 絆
東京都出身 前所属:横浜FC Jrユース
2004年11月18日生まれ 177cm / 72kg
10番の重圧と戦いながら走り続けたエースストライカー
今大会は無得点に終わるもチームを支えベスト8進出に貢献
「1失点目の前の、自分のシュートがあの試合の分岐点だったかなと思います」
神村学園との準々決勝、1点リードで迎えた後半16分。青森山田のエースストライカー・小湊絆が放ったシュートは枠をとらえきれなかった。その直後に同点とされると、相手エースに逆転弾を許し敗戦。「自分としても悔いが残っている」と振り返った小湊は、この苦い経験を今後のさらなる成長へとつなげる。
選手権を振り返って、今どのように感じていますか?
もちろん連覇がかかっていたので優勝しようと思って挑みましたし、この先のサッカー人生もかかった大事な大会だと思って臨みました。終わった時は悔しかったですが、少し経って、今まで背負ったものから解放されて、楽になりました。
3回戦でのPK戦は緊張しませんでしたか?
緊張はしませんでしたが、ボールを置いて、待つじゃないですか。それまでずっとスタジアムがざわついていたのが、蹴ろうかなと思ったときに、音が消えたんです。心を落ち着かせてから蹴ろうと思って顔を上げた瞬間、パッと音が消えたので、面白いなと思って。あとから見たらそこはカメラに抜かれていなかったんですけど、たぶん笑っていました。
選手権の3試合で、特に印象に残っているのはどの試合でしたか?
ニッパツ(三ッ沢球技場)でやった初戦です。横浜FCのトップチームがJリーグで使っているスタジアムで、J1に昇格した試合もあそこで観戦していましたし、自分が横浜FCにいた3年間で20試合くらいは観に行っていたので。いつかはあのピッチで試合がしたいなと思っていて、その夢が叶いました。練習も横浜FCのグラウンドを使わせてもらっていて、自分のことを知ってくれている方も多かったので、初戦が一番印象に残っています。
では、選手権以外で印象に残っている試合はありますか?
春の、ガバナーカップという大会です。春から10番で試合をしていて、その前のサニックス杯から全然点が取れていませんでした。決勝でヴィッセル神戸Uー18に負けてしまいましたが、自分が2点取ることができて、気持ちが楽になったというか、少し吹っ切れた感じがしたので、その試合が一番思いの詰まった試合だったと思います。
(続く)