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選手権連覇への道 青森山田高校壮行式
2024年12月13日
数々の栄光が刻まれた石碑もうっすらと白い雪に覆われる師走。
12月12日(木)、青森山田高校体育館で、全国大会に出場する男女の陸上部、ラグビー部、そしてサッカー部の壮行式が行われた。
生徒たちが拍手で迎えるなか、溌剌とした入場行進を披露したサッカー部。
一人ひとり名前が呼ばれて大会登録メンバーが紹介され、小沼蒼珠キャプテンが「優勝目指してチーム一丸となり、精一杯頑張ります。応援よろしくお願いします」と挨拶。続いて正木昌宣監督が「昨年、優勝という形で優勝旗を持って帰ってくることができました。今年もここにいる選手だけでなく、200名を超える部員全員で一致団結して、二連覇という目標に向かって、まず目の前の試合から一生懸命戦ってきたいと思います。忙しい時期ですけども、応援よろしくお願いいたします」と話した。
壮行式後の囲み取材で小沼主将は「二連覇を目指すというのは去年優勝した自分たちしかできないことなので、しっかり誇りを持って戦いたい。目の前の一つひとつの試合を勝っていけば優勝は絶対見えてくるので、まずはしっかり初戦に照準を合わせて精一杯悔いのないように練習していきたいと思います」と意気込む。
高校サッカーの集大成となる選手権。誰もがこの大会に出場し日本一になることを夢見て青森山田に入学してくるが、200人超の部員の中で大会登録メンバーに選ばれるのはわずか30名だ。
正木監督は、「メンバーに選ばれた選手も選ばれなかった選手もいますので、選ばれなかった選手のぶんも、きちっと責任を持った行動を取ろうということを昨日のミーティングでも話しました」と、選ばれた仲間たちに夢を託して応援に回る、多くの選手たちへの配慮もみせた。
この4日前に行われた高円宮杯U-18プレミアリーグEAST最終節では、アウェイで昌平高校と対戦し、2-2から試合終了間際のゴールにより3-2で勝利した青森山田。今季は8位となり高円宮杯連覇は叶わなかったが、勝って笑顔でリーグを締めくくれたことは選手権に向けて良い弾みとなるだろう。「インターハイチャンピオンに勝てたというのは一つの自信となりましたので、明るい材料となって選手権を迎えられるかなと思います」と正木監督。「全国で3800校を超える高校の中で連覇というものにチャレンジできるのは我々だけ」と、青森山田初の選手権連覇という目標に向かってブレることなく突き進んでいく。
第103回全国高校サッカー選手権大会は12月28日に開会式が行われ、青森山田の初戦は31日。NACK5スタジアム大宮で山口県代表の高川学園と対戦する。