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今回は第103回全国高校サッカー選手権大会に挑んだ専修大学北上高校から青森県出身の平山 陽斗選手、成田 大悟選手、小森 光稀選手の記事を少しだけ紹介します。
2025年03月27日
この冬の、青森県出身者の全国大会での活躍を紹介。
県から全国に挑んだ者、県外に出て全国の舞台を踏んだ者。
彼ら、彼女たちが挑んだ大会を振り返り、
これからについて語ってもらった。
写真提供:専修大学北上高校
(写真左)No.15 DF 3年生 平山 陽斗
出場できなかった悔しさを糧に、大学で新たな夢を追う
(写真中央)No.4 DF 3年生 成田 大悟
キャプテンとしてチームを支え、人間的にも大きく成長した
(写真右)No.9 DF 3年生 小森 光稀
チャレンジした3年間。大学でもチャレンジを続ける
初戦敗退で終えた全国大会を振り返り、感想をお願いします。
成田 自分自身、高校に入って初めての全国大会だったので、本当にいい環境でサッカーをすることができました。なので、もっと上のレベルでサッカーがしたかったという思いは残りました。今年は後輩がたくさんスタートからスタメンで出ているので、全国大会の経験を大切にして、全国でも勝ち上がっていけるようなチームを作ってほしいというのは思います。
小森 県大会から途中出場の方が多くて、スタメンで出場することがシーズンを通してあまりなかったので、緊張というよりは、もうやるしかない、やるべきことをやろうという感じでした。
平山 個人としては、今までのサッカー人生で初めての全国大会で、やっぱりそこでしかない緊張感とか雰囲気を肌で感じることができて、今後の自分の人生にいい影響を受けました。今年1年間試合に出ることがあまりできなかったので、全国の舞台で試合に出場したかったというのは思っています。
試合に絡めるようになるまでに、どんな努力をしてきましたか?
成田 中学校の時と比べて、学校が終わってすぐに練習でハードなスケジュールなので、体のケアだったり、睡眠、食事というところは少し意識して取り組んできました。
小森 サッカー以外の何かを頑張ったという印象はあまりなくて、とにかく練習を100%でやることを意識していました。
平山 自分はサッカーの練習はもちろんですけど、選手寮の寮長ということもあり、普段のサッカー以外の私生活で、自分の行動、手本となる姿勢を見せていかないといけないと思っていましたので、そういう生活の部分を特に今年一年間は意識して生活してきました。
勝つために、あと一歩足りなかった要因は何だったと思いますか?
成田 初戦敗退という結果でしたが、思い返してみると、あそこのピッチでパフォーマンスが今までで一番良かったという人は多分ほとんどいないと思います。何か、全員の動きが硬かったという印象があったので、試合前の準備であったり、アップのところがまだまだ足りなかったと思います。
小森 試合前から緊張はしていましたが、いざ試合になってみると、相手の攻撃の迫力や守備の強度が違って、会場の雰囲気とかに飲み込まれて、自分たちのサッカーができなかったというのはあります。
平山 全国大会ということもあって、試合の入りが悪かったと思います。相手の分析もして、前から来るというのは分かっていましたが、会場の雰囲気も含めて思った以上に相手のプレスの強度が高くて、自分たちが思うようにできていないなというのは、ベンチから見ていて感じました。
親元を離れての高校生活でしたが、改めてどんな3年間でしたか?
成田 今思うと、本当にあっという間だったというのはすごく感じます。親元を離れて難しいところだったり、うまくいかないことがすごく多かったですが、サッカー選手としてではなくても、一人の人間としてすごく成長できた3年間だったと思います。
小森 高校を通してずっと練習、練習、練習漬けの日々でした(笑)。体もそうですけど、精神的にも強くなったと思います。学校との両立もあって、時間配分とか、どう時間を使えばいいのか、そういうのはうまくなった気がします。
平山 やっぱり(成田)大悟も言う通り、あっという間に終わった3年間でした。親元を離れて生活したぶん、普段の生活でも親がいないなか自分でやらないといけなかったので、人として成長できた部分はこの3年間で大きいと思います。
(続く)
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