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今回は第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会に挑んだ藤枝順心高校から青森県出身の葛西 唯衣選手の記事を少しだけ紹介します。
2025年03月31日
写真提供:藤枝順心高校
藤枝順心高校
No.7 MF
3年生
葛西 唯衣
今季、圧倒的な強さを誇った藤枝順心の主力として
活躍し、インハイ2連覇、選手権3連覇を達成
プロを目指し、大学での飛躍を誓う
3連覇を決めた選手権を振り返り、感想をお願いします。
チームで目指してきた目標が絶対王者でした。そのためには3連覇というのは明確な目標だったので、今まで一緒に頑張ってきた仲間と優勝できて素直にうれしかったです。
今年は特に圧倒的な強さを発揮しましたが、1、2年の時と比べて何がよかったのでしょうか?
自分たちの学年はサッカーに対する熱量が高くて、プレーしている以外でもチーム内でサッカーの話をすることが多かったです。チーム力というところでは今年が一番高かったと思いますし、そこには自信を持ってプレーすることができました。
最後の大会に懸ける思いは強かったですか?
やっぱり強いものがありました。自分の代では絶対に負けたくなくて。ここまでずっと、冬で負けは経験していないので、最後も優勝して終わりたいと思いました。
連覇を達成したなかでも、今後に向けて自分の課題をどう捉えていますか?
今振り返ってみると、自分的には悔しい気持ちがあります。チームでは優勝という一番いい結果で終われてうれしかったんですけど、個人的にはあまり長所を出せなかったです。結果として残るゴールも初戦しか決められていないので、結構悔しい気持ちがありました。自分の中では100%を出すことはあまりできなかったですが、チームのためにできることでは戦えたと思っています。
インターハイ2連覇、選手権では3連覇を達成。怪我と戦いながらも試合に出場して、高校3年間で素晴らしい結果を残しました。
チームとして結果を残せたという部分では、一番よかった結果です。この3年間で藤枝順心で積み上げてきたものを出すことができてよかったです。
1年生の時は先輩に引っ張ってもらった1年、2年生の時は怪我で苦しんだ1年、と言っていましたが、最後の3年生はどんな1年でしたか?
出場機会も多く、ずっと出させてもらっていたので、スタメンで出るという責任とか、そういう気持ちは1、2年の時とは全然違いました。自分は中盤をやっていたので、このチームを引っ張るという気持ちで試合をしていましたし、苦しい試合とか負けた試合もあったなかで、「自分が変えてやる」という気持ちはずっと持っていました。
専大北上の原子選手、帝京長岡の籠林選手と山田選手、常盤木学園の榊原選手、藤田選手、築館選手など、中学時代のチームメイトが葛西選手のいる藤枝順心を倒したいと、目標にしていました。目標にされていることについてはいかがですか?
藤枝順心に来て、1年生からずっと藤枝順心が優勝してきたので、「打倒・藤枝順心」で向かってくるのは分かっていました。特に元チームメイトとはずっとやってきたので、なおさらそう思われていたと思います。でも、一緒にやっていたからこそ負けたくないという気持ちは自分もありましたし、絶対に勝ってやろうという気持ちで、インハイで対戦した専大北上、帝京長岡と戦いました。
(続く)
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