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ようこそ青森市へ! J1 FC町田ゼルビア夏季キャンプ取材記
2026年07月12日
「歓迎 FC町田ゼルビア」と書かれた青いのぼりがはためく、カクヒログループアスレチックスタジアム。この場所で7月5日(日)から1週間、J1の強豪チームFC町田ゼルビアの夏季トレーニングキャンプが行われた。
Jリーグは今季から秋春制を導入。シーズン開幕を来月に控え、夏でも比較的涼しい気候と黒田剛監督が長年にわたり青森山田高校サッカー部の監督を務めていた縁により、FC町田ゼルビアはキャンプ地として青森市を選んだ。
キャンプ初日の5日は歓迎セレモニーが行われ、青森市の西秀記市長が黒田監督に花束を贈呈。
青森県の名産品であるリンゴジュースと県産米「青天の霹靂」が贈呈された。
青森山田高校を全国屈指の強豪チームに育て上げ、2023年からはJリーグという新たな戦いの舞台へ。FC町田ゼルビアをJ2からJ1に引き上げ、天皇杯優勝という初のタイトルをもたらした黒田剛監督。初のJ1優勝を目指し2026-2027シーズンに挑む。
「24歳で青森に来てから30年近く、本当に青森の皆さんに育てていただき、多くの応援をいただいて、その感謝の思いが、『何とかこの青森市でキャンプをしたい』というところにつながりました。西秀記青森市長をはじめとする行政の方々にも本当にお世話になって、実施できるようになったことを本当にうれしく思っています。J1のチームが青森で子どもたちや県民の方々の目に触れるという機会はないので、1週間ですけれどもそういう機会を作ってあげられることをうれしく思いますし、大いに楽しんで、元気よくやりたいなと思います」
FC町田ゼルビアのキャプテン、昌子源選手。
「(青森県には)なかなか試合でも来ることはなかったので、すごく新鮮です。青森と言えばやっぱり、僕の中では柴崎岳ですね。『ここは岳が育った場所か』という感覚でいます」
「このスタジアムとこのグラウンド、ファン・サポーターの皆さんも来てくれて、この環境を用意していただいたことをまずキャプテンとして感謝申し上げます。サポーターの皆さんが『お帰り黒田さん』と言っていて、監督が愛されているのが伝わりました。僕らはみんな監督のことが好きなので、監督が歓迎されていてうれしくなりましたし、人の温かさを感じました。あとは涼しいですね。それをすごく感じるので、体を作っていくのに完璧な環境を用意していただきました」
高円宮杯プレミアリーグEASTを戦う三菱養和SCユースの選手として、2012年から3年連続で青森山田グラウンドに立ち、青森県を訪れたのはそのとき以来だという相馬勇紀選手。
「僕は試合では(青森に)来たことがあるんですけど、改めて来てみて、まずこのスタジアムの環境のきれいさにすごく感動しました。ピッチも本当にすごくふかふかできれいで、キャンプとして最高の環境なので、ここから1週間やるのが楽しみです」
青森山田高校出身、今季から登録名が変わったDF菊池ダビド流帆選手。
「久々に青森に来て、懐かしいなって感じです。(この会場は)僕初めて来たんですけど、めっちゃいいですね。最高です」
(自身が表紙を飾ったAOMORI GOAL vol.32を手にして「懐かしい!」を連発していた菊池選手。感慨深げに「青森に来たことだし、初心を取り戻して頑張らないといけないな」と呟いていました)
黒田監督、菊池選手だけでなく、懐かしい顔ぶれはスタッフの中にも。
青森山田高校出身で2016年にはJFLラインメール青森でもプレーしていた、アシスタントコーチ兼通訳の盛礼良レオナルドコーチ。
「留学生として日本に来たのが2002年。黒田監督の元で、まずは生徒と先生という形で、ブラジルから来させていただきました。本当に『ありがとう』くらいしか(日本語が)わからなかった自分が、青森山田高校でスタートして、今こうやって監督の元で通訳、コーチという形で関わらせていただいていることは、本当に心からうれしいことです。こうやって、スタートした青森に戻ってきて、このJ1のFC町田ゼルビアの一員としてキャンプをやれていることを非常にうれしく思いますし、光栄なことです」
青森山田高校ではレオナルドコーチの1学年先輩で、2011年から22年まで青森山田中学校サッカー部の監督を務めた上田大貴コーチ。
「やっぱりうれしいですよね。青森を離れて3年半かな、次でもう4シーズン目になりますが、キャンプが青森になると決まったときから『ああ、青森に行くんだ』と思いました。帰ってきたという感じで安心しますし、そういう場所でキャンプができる喜びを感じます。FC町田ゼルビアというチームで青森に来て、こうしてシーズンのスタートに向けてやっていることが本当に幸せだなと思います」
(「100号!? すごいですね!」と弊誌最新号を手にして、青森山田中監督時代の教え子や当時お世話になった方々、そして同い年の新井山祥智さんも載っているのを発見し喜んでいた上田コーチ。二人は国体少年男子青森県選抜のチームメイトでした)