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FC町田ゼルビア vs ヴァンラーレ八戸 (トレーニングマッチ)

2026年07月11日



7月5日から青森市でトレーニングキャンプを実施しているFC町田ゼルビアは、7月11日、青森市のカクヒログループアスレチックスタジアムで、J2ヴァンラーレ八戸とのトレーニングマッチを行った。

会場には両クラブのファン・サポーターをはじめ、多くの青森県内のサッカーファンが来場。J1で優勝を目指すFC町田ゼルビアと、J2で新体制をスタートさせたヴァンラーレ八戸による一戦に、大きな歓声と拍手が送られた。会場関係者によると、来場者は肌感覚で1,500人を超えたという。

また、青森山田高校で指導者として数々のタイトルを獲得した黒田剛監督の"凱旋"ともいえる機会となり、青森での初のサマーキャンプには多くの注目が集まった。

トレーニングマッチ結果 30分3本
1本目 町田 1-1 八戸
2本目 町田 0-0 八戸
3本目 町田 0-1 八戸

トレーニングマッチ終了後、FC町田ゼルビアの黒田剛監督、昌子源キャプテン、ヴァンラーレ八戸の倉石圭二監督、エースの澤上竜二選手に、それぞれキャンプの手応えや試合の振り返り、シーズン開幕へ向けた思いを聞いた。






FC町田ゼルビア 黒田剛監督
青森キャンプを終えた黒田剛監督は、「チームの立ち上げを涼しい青森でスタートできたことは非常に良かった」と振り返り、「多くの方に足を運んでいただき、選手たちも青森をとても気に入ってくれた。『来年もまた来たい』という声が出るほど印象が良かったようだ。立ち上げの1週間としては非常に充実し、次のステップへ向かえるキャンプになった」と手応えを語った。

青森山田高校時代を過ごした青森でキャンプを実施したことについては、「私自身、お世話になった青森で活動できたことは特別な思いがある」と話し、「サッカーだけでなく、青森の食や文化、温泉など多くの魅力を町田の選手やスタッフにも知ってもらいたい。また、青森の方にも町田へ足を運んでもらい、お互いの交流がさらに深まっていけばうれしい」と地域交流への期待を口にした。

トレーニングマッチについては、「まだチーム立ち上げの段階なので、メンバーを入れ替えながら大学生や高校生も起用し、コンディションを少しずつ上げている最中。無理をさせず、けが人も起用しなかった」と説明。「沖縄キャンプに入ってから徐々に強度を上げ、チームとしての強さを求めていきたい」と今後の方針を示した。

青森のファン・サポーターへは、「今回が初めての春季キャンプだったが、多くの方々に温かく迎えていただいた。青森とのつながりをさらに広げ、この縁を来年以降も続けていきたい。青森をもっと盛り上げられるよう、これからも長く関わっていきたい」と感謝の気持ちを伝えた。

また、次の沖縄キャンプについては、「夏開幕を見据え、暑さの中で戦える体づくりが重要になる」とし、「まずはもう1週間かけてコンディションを整え、その後はチームコンセプトの浸透や競争を本格化させていく。沖縄ではチームづくりを一段階進めるキャンプにしたい」と展望を語った。

新シーズンへの目標については、「J2から短期間でJ1まで駆け上がり、ACL準優勝、リーグ3位という結果を残してきた。いよいよリーグ優勝を目標に掲げる段階まで来た」と語り、「選手もスタッフも同じ目標を持ち、町田へJリーグ初優勝を届けられるよう挑戦していきたい」と力強く宣言した。



FC町田ゼルビア 昌子源キャプテン
青森キャンプを終えた昌子源キャプテンは、「このような素晴らしい環境を整えていただき、チームづくりの一環として1週間充実したキャンプを行うことができた。まずは感謝したい」と話した。

青森での生活については、「食事が本当においしかった。食事面でストレスが全くなく、そこが一番うれしかった」と笑顔を見せた。気候についても「日差しが出れば暑さはあるが、夕方は過ごしやすく、良い環境だった」と振り返り、食事について問われると、「全部おいしかったが、特にホタテは最高だった。毎日たくさん食べた」と青森の味覚を絶賛した。

ヴァンラーレ八戸とのトレーニングマッチについては、「結果的には課題も残ったが、キャンプ中ということもあり、まだ体の重さが残っている段階だった」と説明。その上で、「ボールを持った時や相手と対峙した時にスイッチが入る瞬間の反応や技術は、まだまだ上げていかなければならない」と課題を挙げた。自身のコンディションについては、「まだまだ。少しのズレやボールの高さなど細かな部分も含めて、もっと上げていける」と話した。

対戦したヴァンラーレ八戸については、「昨年のキャンプでも対戦したが、監督も代わり、やりたいサッカーがしっかり浸透していた。現時点では私たちより仕上がりは高かったのではないか」と評価。一方で、「町田もこれから積み上げていく段階。今の立ち位置がはっきり分かったことは収穫だった」と前向きに捉えた。

今後は沖縄キャンプへ移行するが、「青森でつくった土台をベースに、沖縄ではさらにフィジカルを高めながら、戦術理解を深め、新加入選手との連係も構築していきたい。開幕戦のFC東京戦へ向けて準備を進めたい」と意気込みを語った。また、チームづくりについては「この1週間は体づくりを最優先に取り組んできた。昨季のベースはあるが、新しい要素を加えていくアップデートはまだ道半ば。沖縄キャンプでさらに完成度を高めていきたい」と説明した。

最後に沖縄キャンプについては、「8月開幕を見据え、日本の暑さや湿度に対応できる体づくりが重要になる。沖縄の厳しい環境でしっかり走り切ることができれば、開幕後のナイターゲームでも戦い抜ける。チーム全体のコンディションをさらに引き上げていきたい」と力強く締めくくった。



ヴァンラーレ八戸 倉石圭二監督
FC町田ゼルビアとのトレーニングマッチについては、「チーム始動から約2週間というタイミングで、J1トップレベルのチームと対戦できたことは非常に良い経験になった」と振り返った。チームとして取り組んできたことが試合の中である程度表現できたことを評価し、「まだ立ち上がったばかりなので結果だけでは判断できないが、選手たちがポジティブに取り組んでくれたことが何より大きい」と話した。

町田との対戦で感じた差については、「個の能力では簡単に勝負できない。だからこそ、ユニットやグループでつながりながら戦うことが重要」と強調。その考えをピッチ上で表現できたことを収穫に挙げた。一方で、チームづくりについては「まだまだ」としながらも、「選手たちは真摯に、一生懸命取り組んでくれている」と評価。今後はシーズンを通して苦しい状況やアクシデントに直面した際に、チームとしてどう振る舞えるかが課題になるとの認識を示した。

攻撃面では、テーマに掲げる「リレーショナルフットボール」について、「1人目、2人目、3人目とつながりながらゴールへ向かう形で得点できたことは評価できる」と手応えを口にした。一方で、「うまくつながらない時にどう崩すかは、これから積み上げていく必要がある」と課題も挙げた。守備面では、「しっかり構えて、ボールに出ていく」という基本的な考え方について、チームとしてスタートラインには立てたと説明。ただ、「まだ全員が同じイメージを共有できている段階ではなく、ここからさらに理解を深めていきたい」と語った。

8月のリーグ開幕へ向けては、「これからキャンプやトレーニングを重ね、選手同士が競争できる環境をつくりたい。今日の内容は悪くなかったので、さらに精度を高めて開幕を迎えたい」と意気込みを語った。最後に、「ホームでサポーターの皆さんの大きな声援を受けられるような状況をつくりたい。そのためにも、多くの方にスタジアムへ足を運んでもらえるようなサッカーと結果を届けたい」と力強く締めくくった。



ヴァンラーレ八戸 澤上竜二
今シーズンの始動について、オールスターの開催やオフ期間が短かったことを踏まえ、「コンディションが大きく落ちることなく臨めた」と述べた。全体的なコンディションについては「悪くない」との認識を示した。

J1トップチームとの練習試合の手応えについては「相手チームの方が始動からの期間が短く、コンディションが上がりきっていない部分はあったと思う」としながらも、「この約2週間で取り組んできたことが少し出せた」と前向きな評価を示した。

監督交代に伴うチームへの新戦術の浸透度については「練習でやっていても、試合でやってみないとわからない部分がある」と率直に語り、「今日も一人一人の時間は短かったが、すり合わせながら進めている段階」と現状を説明した。まだ発展途上であることを暗に認めつつも、着実に前進していることを示唆した。

得点を決めたことについては「新加入選手の特徴がまだ完全には把握できていない部分もある」としながらも、「点が取れたことはプラスな部分」と前向きに捉えていることを述べた。また、組む相方や周囲の選手がどうなるかはまだ不確定であるとも語った。

新加入選手とのコミュニケーションについては「二部練をずっと行っているため、一緒に過ごす時間は長い」と述べた。合宿のように同室で過ごす機会はないものの、「来週は函館で短いですがキャンプがあるので、そこでさらに話したり距離を縮めていきたい」と今後の関係構築への意欲を示した。

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