1種(社会人)
JFL第17節 ラインメール青森FC vs ヴェルスパ大分
2019年07月28日
7月28日(日)、青森県総合運動公園陸上競技場にてJFL第17節、ラインメール青森FC対ヴェルスパ大分の一戦が行われた。
ここまで4勝4分8敗で14位と、黒星が大きく先行し苦しい戦いが続いていたラインメール青森だったが、前半を0-0で折り返すと、73分、左サイドから中へと切り込んだMF⑲根本圭輔の今季初ゴールで先制。守備陣も奮闘し最後までゴールを割らせず、試合終了間際の90+2分にはドリブルで抜け出しGKと一対一になったFW㉚萬代宏樹が冷静に追加点を決め、2-0で勝利した。
この勝利によって順位を一つ上げ、13位となったラインメール青森。この後リーグは約1ヶ月の中断期間に入るが、後半戦での巻き返しを期待させる、大きな価値のある一勝となった。
ホームでの勝利は5月中旬に行われた第8節以来。待ちに待ったホーム2勝目に、選手もサポーターと共に喜びを分かち合った。
この日25歳の誕生日を迎えた、MF⑮小口大貴。試合後、サポーターからの祝福に笑顔で応えた。
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記者会見コメント
望月 達也 監督「本当に暑い中皆さん来ていただいて、相手チームもそうですしレフェリーの方々もそうですが、ゲームをやるのに協力して下さった皆さんに感謝しなければならないと思います。特にサポーターの方々、なかなかホームで勝つことが少なくなかなかそういう(勝つ)ゲームを見せられなかったので、今日は本当にほっとしているというか。選手にも一番感謝しなきゃいけないかなと思います。
今日の大分さんの戦い方に対しては想定内でした。ロングボールを中心に、⑱中村選手の頭をターゲットにしてくる攻撃が多くなるので、そこをセンターバックの廣瀬と佐藤がどれだけタフに戦えるか、ボールをしっかり弾けるかというのと、前回のホンダロック戦の前半、中盤のセカンドボールがうまく拾えなくて少し押し込まれるゲームの中、悪い時間帯のPKを後半チャンスを作りながら跳ね返せなかったゲームになってしまったので、前半はちょっと我慢もしながら前に出ようという話はしました。立ち上がりで落ち着いてゲームに入れましたし、ロングボールに関してもある程度細かい修正はいくつかしましたけど、本当に廣瀬と佐藤を中心によく弾いて、セカンドボールを中盤とサイドバックの二人が良くカバーをしてくれたというのが一番大きなことかなと。萬代とそれから和田、後半浜田も含めてですけど、前から一生懸命プレッシャーを掛けに行って、そこからの攻撃ということも後半かなり作れたので。とにかく当たり前のことかもしれないですけど、守備のハードワークというか、シュートを打たれそうになってもしっかりゴールを隠すとか塞ぐということを一週間意識してやってきて、自分たちが勝とうという気持ちの中で選手がしっかり表現してくれたのが今日のゲームだと思います。まだまだ、チャンスの時にもっと勇気を出して、ペナルティーエリアに崩しに入るとか仕掛けに入るというのはちょっと課題だとは思いますし、最後の所でちょっとした小さいタイミングのズレでミスが出るというのも、まだまだ今後修正のポイントだと思います。
あとは先週のゲームくらいから、クロスへの意識とセットプレーのパワーが出てきたというのもプラスの要素かなと。今日セットプレーから点は取れなかったですけど、1本ちょっといい場面も作れましたし、それは今後もいいゲームを続けていくための一つの自分たちのストロングポイントとして作り上げたいなと思っています」
MF No.19 根本 圭輔
-試合を振り返って
「前半0-0の同点で苦しい状態が続いていて、後半15分頃交代で入りました。とにかく点を取りに行くしかないと思い、監督からも仕掛けろと言われたので、ゴールを積極的に狙っていました。その中で自分の得意な形に持って行ってシュートできて、ゴールを決めて、そこからちょっといい波に乗れたというか、勢いづいたので良かったと思います」
-先制ゴールの場面を振り返って
「左からカットインで入っていって、あの角度からのシュートというのが結構得意な形で、何度も練習しているのであの形に持っていけて良かったです」
-ホームでのゴールということで喜びも格別だったのでは
「昨シーズン1ゴール決めているんですけど、それはアウェイだったので。ホームで初めて今シーズン取れたので嬉しかったんですけど、(その時のことは)あまり覚えてないです(笑)」
-ファン・サポーターへ
「チームが苦しい状況で自分が上手くいかない時も声をかけてくれたりとか、サポーターの声援がすごく力になります。引き続きこれからも応援してくれると嬉しいです」