アウェイ５連戦を１勝２分２敗で終えて12位。今季開幕からなかなか波に乗れずにいたラインメール青森は、４月12日（日）、６試合目にして待望のホーム開幕戦を迎えた。

今季２勝目をホームで挙げるべく立ち上がりから勢いを持って攻め込むラインメールだったが、前半のうちに退場者を出し、ＰＫを得たヴィアティン三重がこれを決めて先制。それからわずか５分後、新加入のＦＷ㉙韓勇岐の今季初ゴールで追いつき、１－１で前半を終える。
数的不利の状態ながら最後まで崩れることなく守り抜いたラインメール。ホーム開幕戦を１－１の引き分けで終え、11位に順位を上げた。

今季初白星となった第４節で決勝点を挙げたＦＷ⑩ベッサ。３試合連続スタメンも、この日はノーゴール。

ＭＦ⑥吉田将也はここ３試合で１ゴール２アシスト。
柴田監督も「右サイドを軸にして縦に行く、彼の前への推進力という良さがここ何試合か出ているので、これを継続して出してくれれば」と、その活躍を高く評価した。

出場５試合目で念願の初得点を挙げた韓勇岐。試合後、韓は「相手の裏を意識して動き出したところに将也くんから本当にいいパスが来たので、合わせてダイレクトでシュートを打ちました。初得点は開幕からずっと狙っていましたし、自分としてはやっと取れたと思っています。今後もこれを機に勢いに乗ってチームの勝利のために得点を取っていければと思います」と語った。

この日、会場のカクヒログループアスレチックスタジアムには昨季の最多観客数（第26節、弘前市運動公園陸上競技場での1516人）を上回る1709人が詰めかけた。
J3昇格要件である、ホームでの平均観客数2000人以上達成に向け、クラブにとって集客面においてまずは手応えを得られる今季の開幕戦となった。


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