現在発売中の『ＡＯＭＯＲＩ ＧＯＡＬ ｖｏｌ．３８』。
表紙及び巻頭特集は、青森県代表として第９４回全国高校サッカー選手権大会に出場し、堂々の全国３位となった青森山田高校。監督、コーチ、そして選手たちに大会についてお聞きすると共に、３年生には青森山田で過ごした日々を改めて振り返ってもらいました。
ＨＰでは数回に分けて、誌面のスペースの都合上掲載しきれなかった、選手たちのインタビューをお届けしていきます。『ＡＯＭＯＲＩ ＧＯＡＬ ｖｏｌ．３８』と共に、どうぞご覧下さい。

Ｎｏ．１５ 　ＤＦ　岡西 亨弥　（→桃山学院大学）

－ 目標にしてきた選手権の舞台に立って。
「遠いところから、全国優勝を目指して青森山田に来ました。親も試合を全部見に来ていたので、短い時間の出場でしたが、感謝の気持ちを表現できたかなと思います。緊張感は、プリンスリーグやプレミアリーグとは全く違いましたが、どちらかといえば楽しく、自分の思っているようなプレーはできたかなと思います」

－ 敗戦の後の涙が印象的でした。
「試合に出られないという悔しさは、大会が始まった時からそんなにありませんでした。もし試合に出られなくても、聞こえないかもしれないけどベンチから声を出して、チームのために！という思いで選手権期間はやってきたので、もう終わってしまうのかという涙の方が大きかったです。笛が鳴った瞬間、引退なんだなと思うと涙が止まらなかったです」

－ 卒業後は、桃山学院大学（大阪府）に進学します。
「少しでも地元（愛媛県）に近く、関東よりは関西に行きたいというのがあったので、色々調べました。サッカーにも真剣に取り組めるし、教員免許も取って、指導者の道にも進めるようなところにしようと思って決めました」

Ｎｏ．２０　ＭＦ　中村圭汰　（→常葉大学）

－ 準決勝の試合終了間際に交代出場しました。
「１－１の状況でＰＫ戦になった場合に、（原山）海里が怪我をしていたので、自分がＰＫ要員として入る予定でした。入る準備をしていた時に失点してしまったので、ＰＫを蹴る前に終わってしまったんですけど、最後にピッチに立てて良かったなと思います」

－ 試合にはこの時しか出られませんでしたが、今回の大会を通してどうでしたか？
「自分としては出られない悔しさももちろんあったんですけど、まずはチームが勝つために。チームが勝つことが一番だと思って、割り切ってやっていました。
試合にはあまり関わることはできなかったんですけど、アップだったり、試合外のところでチームのために役に立てればいいなと考えていたので、チームを盛り上げることはできたのかなと思います」

－ 青森山田での３年間を振り返って、印象的だったことは。
「外出時間が短かったり、縛られることも多かったですが、みんなで過ごした寮生活は楽しかったです」