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発売中の青森ゴールVOL.44 特集”県出身者たちの活躍を探る”から秋田商業高校-東海林翔-編を掲載します!
2017年03月04日
青森から秋田、そして東京へ 場所を変えながら続く、挑戦の日々
天皇杯と並んで、日本サッカー界冬の風物詩となっている全国高校サッカー選手権大会。その95回目を制したのは、青森県代表の青森山田高校だった。初の栄冠に輝いた青森山田の選手権出場は、今大会で22回を数える。全国でも相当の数になる出場数だが、これをはるかに上回る出場回数を誇るのが、秋田県の名門秋田商業高校だ。全国の舞台で戦うこと42回。全国制覇も2回経験している。
この強豪校の門をたたいたのが青森県出身の東海林翔だ。中学2年の春に父の転勤で生まれ故郷である青森県から秋田県に引っ越した彼に聞いた。青森県に住んでいた頃のサッカーに関する思い出は「県大会決勝の相手が毎回青森FCで、ライバル意識が強かったこと」だそうだ。
そんな彼は場所を青森から秋田に変えた後もサッカーに励んでいた。そうした日々の中で転機になったのが、秋田県に来て所属していたチームに秋田商業サッカー部のOBがいたことだった。
「チームの監督が秋商サッカー部のOBで、色々と話を聞いていました。県内の高校の中では秋商が一番選手権やインターハイに行く可能性が高いと思ったのも、秋商へ進学しようと決めた理由です」
こうして中学卒業後の進路先として秋田商業高校への進学を決意した彼はセレクションに参加。見事合格を勝ち取り、晴れて秋田商業サッカー部の一員となった。1年時にはインターハイを逃した年に行う「朝昼晩すべてフィジカル練習を一週間」の地獄の合宿を経験。「3年間で一番きつい合宿」だったが、チームメイトと共に乗り切ったことで固い信頼関係が生まれた。
秋田商業での厳しい練習にめげることなく学業とサッカーの両立に努めたと語る東海林は「サッカーだけでなく野球、レスリングなど、スポーツの盛んな学校だったので、他の部活に刺激を受けて切磋琢磨できる環境でした」と学生生活を振り返る。
(続く)
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