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10月25日発売の最新号「AOMORI GOAL VOL.54」から、J1北海道コンサドーレ札幌来季加入内定・檀崎竜孔選手(青森山田高校3年)の記事を紹介!
2018年11月09日
青森山田高校からJリーグの舞台へ
J1北海道コンサドーレ札幌来季加入内定 檀崎竜孔(青森山田高校3年)
だんざき りく
2000年5月31日生まれ
宮城県名取市出身 3年生 MF
ベガルタ仙台ジュ二ア→館腰SSS→青森山田中学校→青森山田高校
青森山田中2・3年時に全国中学校サッカー大会連覇を経験し、キャプテンとしてチームを率いた3年時には大会得点王・大会優秀選手となった。
高校では1年時からトップチームで活躍し、全国二冠達成に貢献。3年生となった今季はキャプテンを務め、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTでは16得点を挙げ得点ランキングリーグ1位となっている。
U-15日本代表候補(2015年)、U-16日本代表候補(2016年)、U-18日本代表(2018年)選出。
9月18日、青森山田高校3年・檀崎竜孔のJ1北海道コンサドーレ札幌への来季加入内定記者発表が行われた。同校からは38人目のJリーガー誕生となる。「サッカーを始めた頃から夢であったプロサッカー選手になることができ、とても嬉しく思います。今まで支えてくれた方々に感謝の気持ちを忘れず、一日でも早くピッチに立ち、活躍できるように頑張ります」と、会見冒頭で力強く決意表明した檀崎。何としてもプロサッカー選手になりたいという強い意志を貫き、晴れてこの日を迎えたその表情は清々しく喜びに満ちていた。
(誌面に続く)
ここからは、誌面未掲載写真とインタビューをお送りします!
北海道コンサドーレ札幌について「J1リーグの上位にいる、強いチーム」という印象を持っていた檀崎は、実際練習に参加して、チームの雰囲気の良さや選手たちの温かさを感じたという。
「自分は寮に泊まったんですが、藤村怜選手や菅大輝選手といった若い選手たちもすごくコミュニケーションをとってくれて、本当にいいチームだなと感じました」
プレー面では、「自分の特徴でもあるドリブルと得点力で、チームの勝利に貢献したい」と言う檀崎。チームを指揮するペトロヴィッチ監督からは、「面白い選手だね」と言われたという。
「若手の育成にも定評のある監督だと思いますし、1年目から試合に出られるように、自分自身努力していきたいなと思っています」
目標とする選手を問われて名前を挙げたのは、乾貴士選手(ベティス)。
「あのキレのあるドリブルやカットイン、スピードがあるプレーは自分も少し似ているところがあるかなと。乾選手のように大舞台でできるような選手になりたいなと思っています」
同じくワールドカップで活躍した青森山田の先輩である柴崎岳選手(ヘタフェ)のように日本代表や海外で活躍したいという夢は、現時点ではまだ檀崎の中では現実的ではないようだ。
「まだ世界というのは自分の中では見えていないです。まずは北海道コンサドーレ札幌で中心選手となって、認められる活躍をしてから、と思っています」
プロ1年目からJ1の舞台で活躍する1学年上の郷家友太(ヴィッセル神戸)の姿を「高卒でああいったプレーができれば理想」ととらえながらも、「自分の実力ではまだまだだと自分自身思っているので、J1の舞台でプレーできるように、しっかり個人としてのレベルアップをやっていきたいなと思っています」と語った。
加入内定記者発表を見守った、北海道コンサドーレ札幌チーム強化部・鈴木智樹スカウトも交えての記念撮影。コンサドーレ札幌での現役時代、青森山田高校の千葉貴仁コーチと2006シーズンを共に戦った元チームメイトだ。
いよいよ11月15日(木)、青森山田高校は全国高校サッカー選手権青森県大会準決勝を迎える。
昨年度は圧倒的な強さで県大会を制し、全国大会連覇を期待されたものの3回戦敗退に終わっただけに、キャプテンとして最後の大会に懸ける檀崎の思いは人一倍強い。
「去年選手権で自分は2年生で一人出させてもらいましたが、本当に悔しい結果になってしまいました。今年は何としても、チームとしては優勝を目指し、個人としても、山田の10番として活躍をしたいと思っています」
■準決勝 試合日程
11月15日(木)
会場:青森県総合運動公園陸上競技場
▽第1試合
青森山田 - 十和田工業
キックオフ 10:30
▽第2試合
東奥義塾 - 八戸学院野辺地西
キックオフ 13:30