1種(社会人)
NHK杯 第71回青森県サッカー選手権大会〈決勝戦〉ブランデュー弘前FC vs ラインメール青森FC
2018年05月13日
5月13日(日)、八戸市ダイハツスタジアムにて「NHK杯第71回青森県サッカー選手権大会」の決勝戦、ブランデュー弘前FC対ラインメール青森FCの試合が行われた。
ラインメール青森が5得点を奪い勝利。3年ぶり2回目の優勝を飾った。
試合は、前半19分にラインメール青森がカウンターからMF㉑小栗和也のゴールで先制し、ラインメール青森の1点リードで前半を折り返す。
後半7分にラインメール青森が再び小栗のゴールで追加点を奪い2点をリードするが、ブランデュー弘前が後半10にFW㉑根本直弥のゴールで1点を返し波に乗ると、3分後の同13分にMF④菅原康介がゴールを決め、2-2の同点に追いつく。
勢い乗るブランデュー弘前のペースで進む中、ラインメール青森は後半21分にCKのチャンスを得ると、MF⑦太田徹郎が蹴ったボールに後半途中から入ったMF⑯安芸銀治が頭で合わせ勝ち越しゴールを決める。
悪い流れを断ち切ったラインメール青森は、後半26分にはFW㉕多木理音が追加点を決めると、34分にも多木が2点目となるゴールを決め、タイムアップ。
ブランデュー弘前が粘り強さを見せ一時は追いついたものの最終スコアを5-2とし、ラインメール青森が勝利。
3年ぶりとなる「天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会」への出場を決めた。
1回戦は5月26日(土)、グリーンスタジアム栃木にて栃木県代表の作新学院大学と対戦する。
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監督、選手コメント
ラインメール青森FC
監督 望月 達也
準決勝でヴァンラーレさんを破ってきたブランデューさんのエネルギーはすごかったですし、自分たちが2点リードして追いつかれたというところに関しては、修正ポイントというか反省点かなと思います。途中から出た選手もエネルギーを出してくれて、なんとかもう1回勝ち越すことができました。
前回のリーグ戦の時に、エネルギーが足りなくて点が奪えなかったことが、自分たちの反省するところだったので、違う相手でしたけれど、5点取れたということは、本当に選手たちの頑張りだと思います。
自分たちは今年、攻撃のチャンスを増やそうという大きなテーマがありますが、守備はもう一度修正しなければけないなということを、今日の2失点で感じました。しっかり修正しながら、今シーズンやってきた攻撃の良さをまた出せるようにもっていきたいなと思います。ただ、久々に点数を取れたというのは、選手にとってはすごくプラスかなと感じています。
自分たちは昨年、天皇杯に出られなかった分、今年は全国大会を経験したいというのが目標でもありました。リーグ戦もそうですが、チャレンジャーなので、まずは1戦1戦。今日もそうですが、自分たちの良さを出した中でどのサッカーができるか、どんなことを選手一人ひとりが表現できるか。個々の目標、チームの目標両方そうですけど、チームの良さを出せるようにというところを最終的にポイントにしていきたいなと思います。
FW 25 多木 理音
やられたところもありましたが、しっか勝ち切れたところは大きかったと思います。チームとして、攻撃的にプレーすることを意識していますが、リーグ戦ではうまくいっていませんでした。今回で持ち直して5点取れたことは、今後、チームとして成長できるきっかけになると思います。(6日のヴァンラーレ八戸戦後)監督は僕たちが落ち込まないようにうまくコントロールしてくれました。八戸に負けた後はみんな元気にやれていたので、それが今日の勝ちにも結果として表れたと思います。ここ数試合勝ち切れていないので、今日勝ったことをプラスにとらえて、これから勢いに乗って連勝を積み重ねていきたいと思います。
(2ゴールについて)ずっとゴールを狙える良い位置にいようと心掛けていましたが、後半、相手がちょっと落ちてきて、チームのみんなが走って僕にボールを繋げてくれたので、思い切ってシュートを打って2点取れたと思います。焦って飛び込まずに、相手の動きをしっかり見てゴール前に入っていけたので、そこは自分でも評価できると思います。
(天皇杯は)初戦でしっかり勝って、Jのチームとやる機会があるなら、思い切ってぶつかっていきたいと思います。
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ブランデュー弘前FC
監督 内藤 就行
選手は、最後まで精一杯走ってくれましたが、自分の采配をところで勝たせてあげられなかった。2点差を追いついたその後ですね。90分で決めにいくのか、延長戦、PK戦を考えた戦い方をするのか、そこがハッキリしなかったですね。交代カードを切ることもできましたし、そこで3点目を取って勝てるようなチームしたいです。
僕たちの目標は東北リーグを優勝して、もう1つ上のカテゴリーでどれだけ戦えるか。準決勝、決勝の試合ではJFLのチームと戦って、選手たちが肌で感じてくれたと思います。地域決勝リーグではハードな日程で試合が行われるので、逞しい試合というところを心掛けてやっていきたいです。
キャプテン FW 6 濱中 大
悔しいの一言ですね。2-2になった時にもっと粘り強く戦えればよかったです。同点に追いついて自分たちのペースになったので、そこで選手自身で判断して、落ち着いてプレーできれば試合内容も変わってきたのかなと思います。
結果はもちろん大事ですが、チームでまとまって上のカテゴリー2チームと戦えたこと、しかもシーズンの序盤で経験できたことは自分たちにとってすごく大きいです。今後の全国社会人選手権や地域決勝リーグなどを見据えた時に今回の経験はプラスになると思います。
今日、5月13日はクラブの創設日ということで、たまたまですけど必然とも思いますし。今季、栃木SCの選手が4名チームに来てくれたので、全国大会の一回戦、栃木で凱旋試合じゃないですけど、そういう形を作れればよかったと個人では思っていたので、そういう部分も全て含めて悔しい試合でした。