2種(高校生)
青森山田高校セカンド、今季初黒星<高円宮杯U-18プリンスリーグ東北第9節>
2022年06月25日
6月25日(土)、高円宮杯U-18プリンスリーグ東北を戦う青森山田高校セカンドは、ホームで尚志高校(福島県)と対戦した。
7連勝で首位を独走する青森山田セカンドと、5勝1敗でその背中を追う2位の尚志。昨年は青森山田セカンドが2位、尚志が1位と、両チームは毎年のように東北の頂点を競い合う関係にある。
実力伯仲の両者は前半、双方共に強固なディフェンスをこじ開けることができず、0-0のまま後半へ。
後半に入ると、素早い攻撃から主導権を握ったのは青森山田セカンド。48分、センターバックのDF④山本虎からのロングパスを受けたMF⑳後藤礼智のシュートがゴールネットを揺らし先制。勢いに乗り追加点を狙う青森山田セカンドだったが、その後74分に退場者を出すと、一人少なくなったことで尚志の反撃を受ける場面が増えていく。
80分に同点とされると、2失点目は83分。この時、一度はオフサイドの旗が上がりノーゴールとなったが、その後判定が覆り、尚志のゴールが認められる。青森山田セカンドはそれでも最後まで、DF②小林拓斗のロングスローなどセットプレーから反撃を狙うが、尚志ゴールを再びこじ開けることは叶わず、1-2で手痛い今季初黒星を喫する結果となった。
試合後、「一番悔しいのは選手だと思います。切り替えてやっていくしかない」と話した松本晃コーチ。
青森山田セカンドのメンバーの多くは、6月20日まで岩手県で開催された東北高校サッカー選手権に出場。準決勝では尚志を4-1で退け、決勝でも花巻東(岩手県)に2-1で勝利し5年ぶり10度目の優勝を果たした。良い流れに乗っていただけに勢いを削がれる結果となってしまったが、この敗戦から得た学びを成長の糧とし、気持ちを切り替えて次の試合に臨みたいところだ。
青森山田セカンドは次節、今季からプリンスリーグ初参戦の明桜高校(秋田県)と7月2日(土)、ホームで対戦する。