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2種(高校生)

首位独走の青森山田高校セカンド、3試合連続完封勝利<高円宮杯U-18プリンスリーグ東北第13節>

2022年09月04日
高円宮杯U-18プリンスリーグ東北で、ここまで10試合を終えて(※2試合未消化)9勝1敗、暫定順位ながら首位を独走している青森山田高校セカンド。9月3日(土)に行われた第13節は、ホームで仙台育英学園高校(宮城県)と対戦した。
開始から11分、ロングスローからMF5菅澤凱がヘディングで先制点を挙げると、その後も青森山田セカンドは追加点を狙い果敢に仕掛けるが、シュートはゴールネットを揺らすには至らない。
1-0のまま前半を終えるかに思われた45分過ぎ、ゴール前でGK1代田昂大が相手選手を倒したとみなされ、PKの判定が下される。青森山田セカンドにとっては絶体絶命の場面。この時冷静に、「仕方ないと思ったので、その時できることを、相手にプレッシャーをかけて外させるということをしっかり考えていた」という代田。キッカーの蹴ったボールはゴールバーの上を越し、1-0のまま前半を終えた。
後半、優勢に試合を進めながらも追加点を奪えずにいた青森山田セカンドは、流れを変えるべくFW9衣袋元基を投入。すると77分、MF23高良幸之介のFKから、最後は衣袋のヘディングシュートが決まり2-0。その後も攻撃の手を緩めることなく、83分にMF28米谷壮史、88分にMF20後藤礼智の追加点でリードを4点に広げる。守備陣も最後まで集中力を切らすことなく無失点に抑え、4-0で青森山田セカンドが勝利し、暫定首位をキープした。
先制点を挙げたMF5菅澤凱(2年生)。通算7得点はチームトップ、リーグ全体でも2位タイとなっている。
FW9衣袋元基(3年生)は、「FWはゴールを決めてなんぼ。FWとしての自分の存在意義をアピールできるようにやっていきたい」と結果にこだわる。
県高校総体後からプリンスリーグに登場すると、ここまで5試合で計6得点を叩き出しているMF28米谷壮史(2年生)。
4点目を決めたのはMF20後藤礼智(2年生)。80分から出場すると鋭く切れのある突破を見せた。
GK1代田昂大(3年生)は、前半終了直前にPKを取られ窮地に立つも、冷静に対応し最後まで無失点でやり切った。
「自分は身長が小さいので、そのぶんステップやセービング、コーチングを試合ではしっかり意識してやっています。あとは、見ている人が楽しいプレーをしたいと自分は思っているので、小さくても目立てるぞ、というのを意識しています」
目立つプレーは、ピッチ内だけにとどまらない。今季、プリンスリーグでは半数の試合で先発を務めているが、プレミアリーグでは多くの試合でサブGKとしてベンチで過ごし、またはメンバー入りできずに外から試合を見守ることも。それでも代田は、常にチームのために自分ができることを考え、チームを盛り上げる声掛けを欠かさない。
「自分が試合に出たときに思うのは、ベンチからの声があってこそ頑張れるのかなと。スタメンから外れてしまって、一時は自分でもメンタルが沈んでしまい、気持ちが上がらないこともあったんです。でも、まずはチームの勝利のことを考えて、自分がどれだけチームに貢献できるか。ベンチにいても絶対にチームに貢献してやろうと思ってやってきました。誰よりも目立ってチームを鼓舞して、自分のおかげで勝つみたいな、そんな試合があってもいいのかなと思います」

サガン鳥栖U15から、高校選手権に出場したいという一心で、そのために一番近い場所として青森山田高校を選んだ。これまでの2年半で一番成長したのはメンタルの部分だという。今季の青森山田はGK陣の競争が熾烈を極めているが、それを代田は「ライバルと切磋琢磨して、満足しない日々がずっと続く。それは本当にいい環境だと思います」と、自分の成長のためプラスに捉えている。
「自分は今プリンスリーグに出ていますが、青森山田の一番はプレミアリーグなので。ここで絶対終わりじゃない。プリンスでしっかり結果を残して、プレミアの方にもしっかり絡んでいって、チャンスが来ればしっかりいい準備をして、試合に出るときは最高のパフォーマンスができるように。いい準備をして、日々努力していきたいと思います」
完封勝利に貢献したDF22迫田大空(3年生)は、「スタンドの方からホームの雰囲気を作ってくれたのでやりやすかったですが、ディフェンスラインの集中力の継続や、中盤との連係に課題が残る試合でした。次はアウェイなので、来週中に改善して試合に臨まないといけないと思います」と試合を振り返る。
今季開幕当初はプレミアリーグで先発を務めていたため、サブに回るようになってからも規定により他のリーグには出場できなかった迫田。中断期間明けの今節でプリンスリーグ初出場を果たした。
「今節からは試合に関われて、アピールの場ができたので、どんどん練習からアピールしていきたい。自分は左足と身長(高さ)が特長なので、左足の精度をもっと高めたり、ヘディングで絶対負けない強さを磨いたり、あとは右足も正確に使えるようにしたいです」

神奈川県の湘南リーヴレ・エスチーロから、3年前に高円宮杯を制しMVPにも選ばれた先輩の箱﨑拓を追いかけるように「拓さんの影響で、自分も山田でサッカーをしたいと思って来ました」と、青森山田の門を叩いた。入学後は、C1チームからC2へ、C1からBに上がるもまたC1と、下のチームを行き来しながら努力を重ね、ようやく2年生の秋、新人戦の県大会から上のチームに引き上げられるようになった。
「1年生の時、(現在トップチームでレギュラー出場中のサイドバック)西脇虎太郎と同部屋だったんです。西脇は努力する人で、それに影響されて自分も負けないように、自主練したり筋トレしたりしていました」
仲間から良い影響を受け、切磋琢磨しながら過ごしてきた2年半。当初は「怖くて嫌いで、競りたくなかった」というヘディングも、長身を生かし、ストロングポイントとなるように磨きをかけている。
悔しさを力に変え、練習から人一倍努力してアピールしようとする迫田。また、プレミアリーグの強度を知る迫田が加わったことは優勝を目指すチームにとってもプラスになるだろう。


9月10日(土)に行われる次節、青森山田セカンドは秋田県立中央公園運動広場でブラウブリッツ秋田U-18と対戦する。
プレミアリーグEASTを戦う青森山田高校は9月4日(日)、FC東京U-18に先制するも後半逆転を許し1-2で惜敗。次節は9月11日(日)、ホームで大宮アルディージャU18を迎え撃つ。



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