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2種(高校生)

青森山田高校、PK戦を制す!

2023年01月02日
 1月2日(月)、等々力陸上競技場にて行われた第101回全国高校サッカー選手権大会3回戦。青森山田高校は、ここまで2試合連続PK戦で勝ち進んできた国見高校(長崎県代表)と対戦した。
 青森山田は、前半立ち上がりから⑩FW小湊絆を中心にゴールを奪いにいくも、なかなかゴールを割ることができない。しかし、アディショナルタイムにも攻撃の手を緩めずゴールに迫り続ける青森山田は、CKを獲得すると、⑭MF芝田怜が蹴ったボールに頭で合わせた④DF三橋春希が2試合連続となる先制ゴールを挙げ、1-0で前半を折り返す。 
 しかし、67分に失点し同点に追いつかれると、逆転ゴールが生まれないまま1-1で後半を終了し、PK戦に突入した。後半終了間際に、GKを⑫葛西淳から①鈴木将永に交代した青森山田。キッカー1人目は両チーム成功させたが、ゴールマウスに立ちはだかった①鈴木が、2本のPKストップに成功。キッカー全員成功させた青森山田がPK戦を制し、準々決勝へ駒を進めた。
正木昌宣監督

「前半、良い形で先制点がとれて、後半もゲームをある程度優位に進めながらという形で考えていましたけども、後半少し守勢になってしまったところが、国見さんの勢いをもう一度復活させてしまったのかなというところも感じていました。ただ、PKになっても勝てるという自信を持って準備はしてきましたので、GK及びキッカーには本当に感謝しています。GKの鈴木に関しては、事前合宿から状態が良かったので、ここは自信を持っていこうということは決めていました。その通りやってくれたなという感じです。キッカーも冷静に、きちっとやるべきことをやってくれたので、本当に4人にも感謝したいと思います。
 良い攻撃ができないと良い守備ができないというような内容のゲームでしたので、次の試合に向けて、もう一度攻撃を修正したいと考えています」
No.1 GK 鈴木将永

「結果が出たことは一番嬉しいですが、まだ大会が終わったわけではないし、優勝したわけでもないので、もう一回切り替えて良い準備をして、次の試合に向けてやっていこうと思います。
 自分がPKのGKとして出るという風に言われていました。自分自身はスタメンをとれませんでしたが、どうにかして試合に出て自分の名前や価値を上げていこうと思っていました。
 怪我から復帰してからも、なかなかコンディションやパフォーマンスの部分が上がらなくて、練習の中でもうまくいかないことが多くなってきていた中で、それでも自分自身の可能性を信じてやり続けてきていたので、今回結果が出たことで、自分がやってきたことは間違っていなかったなと思いました。
 この大きい舞台に自分が出られるということは楽しかったですが、その中でも常に冷静にやろうとは思っていたので、事前の準備も含めて冷静に試合に入れたと思います」
No.4 DF 三橋春希

「今日は全体的に自分のプレーが良くなくて、あのセットプレー1本を決めただけなので、満足はしていません。失点0でいこうという山田のやるべきことがやれなかったのは悔しい気持ちもありますが、(鈴木)将永にも助けられてPKで勝ち、次に進められたのは良かったです。
 PK戦は、気合だけじゃダメだということは黒田総監督は常に言っていました。練習通りやったら勝てる、あとは黒田総監督がラストなので、黒田総監督のために勝とうと思いました。
 自分達は、選手権が始まる前から神村学園と対戦したいと思っていました。色々な方は、神村学園が上で青森山田が弱いと言っていますが、逆にそれがパワーになっています。そこは、チームで統一できているので良いと思います」
神村学園と対戦する準々決勝は、1月4日(水)14;10~ 等々力陸上競技場にて行われる。

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