2種(高校生)
高校サッカーインターハイ2回戦(青森山田vs國學院久我山)
2023年07月31日
取材/写真/文:高校サッカードットコム
7月30日(日)、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の2回戦が行われ、東光スポーツ公園球技場Bグラウンドで、青森山田高校は國學院久我山高校(東京都)と対戦した。
前日の1回戦で神戸弘陵(兵庫)を3-1で下して勢いに乗る青森山田は後半途中まで完全に主導権を掌握した。
國學院久我山の細かいリズムの攻撃を、DF4山本虎とDF5小泉佳絃ら守備陣が素早く力強いチェックで潰していき、攻撃では1トップのFW11米谷壮史の抜け出しを活かして打開を図った。
7分、右サイドを突破したMF14杉本英誉のクロスから、ゴール前に走り込んでいた米谷がヘディングで合わせて先制に成功。さらに24分には左サイドのMF8川原良介のクロスの流れから最後はこぼれ球をMF13福島健太が押し込み追加点を挙げると、27分には敵陣深くに抜け出した川原がゴールネットを揺らし、3点差で前半を終えた。
後半に入っても青森山田は國學院久我山を圧倒。42分にペナルティエリア左を強引に突破した米谷のゴールで4点差とすると、44分には左CKから山本が豪快なヘディングを叩き込んで5点差に。
その後は60分と70+4に失点を喫したものの5-2できっちり勝利。7月31日の3回戦に進出し、明秀日立(茨城)と対戦することになった。
この日2得点の米谷は前日の神戸弘陵戦と合わせて3得点。「あと4試合あるなかで5点とかそのくらいは獲りたい。とにかく一番は得点王になること。チームが勝てるように自分が点を取っていきたいと思います」と力強く語った。
一方でキャプテンの山本は自身のゴールを含めた5得点を喜ぶより2失点したことに苦言を呈す。「前半の入りで相手に押される部分もあったので、その隙が後半の2失点につながった。前半から隙を見せないでやることが大事かなと思う」と語り、「プレミアリーグを入れて10試合連続失点は山田らしくない。もう一回失点をなくしたいと思う」と次戦に向けて気を引き締めた。