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AOMORI GOAL vol.38 青森山田高校インタビュー④
2016年03月22日
現在発売中の『AOMORI GOAL vol.38』。
表紙及び巻頭特集は、青森県代表として第94回全国高校サッカー選手権大会に出場し、堂々の全国3位となった青森山田高校。監督、コーチ、そして選手たちに大会についてお聞きすると共に、3年生には青森山田で過ごした日々を改めて振り返ってもらいました。
HPでは数回に分けて、誌面のスペースの都合上掲載しきれなかった、選手たちのインタビューをお届けしていきます。『AOMORI GOAL vol.38』と共に、どうぞご覧下さい。
No.18 FW 成田 拳斗 (→札幌大学)- 選手権を振り返って、率直な感想を聞かせて下さい。「優勝を目指してやってきて、結果は一歩及ばなかったんですけど、正直調子はあまり良い状態ではなかった中でベスト4まで勝ち上がったのは、運も味方してくれましたし、良かったと思います。3年生になってからの1年間はずっとサブでしたが、サッカー人生で初めての経験でした。春先は気持ちを作るのが大変だったんですけど、最後の大会に懸ける想いは誰よりも強かったと思っています」
- 3回戦の桐光学園戦で、アディショナルタイムに点を決めた時の気持ちは。「後半に追加点を決められてしまい、さらにPKを与えてしまった時はもう終わるのかなと思いましたが、相手選手が外して、まだ諦めてはいけないと思いました。
あの得点が今季Aチームでの初得点でしたが、最後の大会だったので、親にも恩返しや感謝の気持ちを持って、絶対結果を出そうと思っていました」
- 一番辛かった練習は?「雪中サッカーの時のフィジカルトレーニングです。でもそのトレーニングをやれたことで強くなっていると思うので、気持ち的にも、絶対に山田に来て成長したと思います」
-3年生の仲間たちへ、そして後輩たちへ伝えたいことは。「卒業後、今度は仲間ではなくライバルとして戦うのが楽しみです。後輩たちには、絶対チャンスは来るので、スタメンで出られなかったとしても諦めないで、いつ出てもいいように準備して、来たチャンスを活かして欲しいと伝えたいです。長いスパンの大会になるとスタメンの選手だけでは頑張れない部分もあるので、サブがサポートして、チームみんなで全国制覇して欲しいです」
No.16 MF 吉田 開 (→国士舘大学)- 選手権を振り返って、率直な感想を聞かせて下さい。「個人としては、途中交代で出場することは大会前から分かっていたので、流れを変えるプレーや得点にこだわって入った大会でした。逆サイドにボールがある時の中への入り方や、嗅覚のあるプレーを意識していたので、そこは大会に入る前よりは良かったと思います。チームとしては、『3位にしか行けなかった』か、『3位まで行けた』か、どう言っていいかわからないですけど、チーム一丸となって戦えたことが、一番良い経験だったと思います」
- 吉田選手としては、3位“しか”、3位“まで”、どちらでしょうか?「自分的には、“しか”と捉えたいです。3位にしか行けなかったと。プレミアでも2位で悔しい思いをしたので、やっぱり決勝、優勝まで行きたかったですね。正直、優勝しか考えていなかったです」
- 3回戦の桐光学園戦では、途中出場からアディショナルタイムに同点ゴールを決めました。「頭が真っ白になったとか、そういう感じではなく、今シーズン初ゴールで素直に嬉しかったですし、負けていた状況だったので、ほっとした感情が混ざった感じですね。年間を通して途中出場が多かったですが、試合の流れを感じつつ途中からプレーしないといけないので、先発と同じくらい気持ちの作り方を意識していました」
- 青森山田での3年間は、吉田選手にとってどんな3年間でしたか?「サッカーに打ち込めたことが大きかったです。学校が終わってすぐ練習ができましたし、寮からグラウンドまで近いので、朝も練習ができました。いつでも自分の課題に向かって取り組むことができて良かったですし、監督やコーチ、スタッフから、挨拶や礼儀の部分に関して、すごく教えていただいたことが一番良かったと思っています」
- 大学での目標を聞かせて下さい。「高校は途中出場という形で終わってしまったので、大学では1年生からレギュラーを狙いたいです。良い経験を積んで、プロサッカー選手という目標に繋げられるように頑張りたいと思います」