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昨日発売の最新号『AOMORIGOAL vol.49』から青森ゴールが行く!!チーム取材『尾上サッカークラブ』を紹介します!
2017年12月26日
U-15.
40年の歴史を持つ強豪チーム
基本技術を大事にし、
礼儀を重んじ責任感を持たせる 尾上SCは県内でよく知られた少年サッカーの強豪チームだ。Uー9、Uー12、Uー15と園児を合わせ、三つのチームに所属する子供たちの数は約70人。チーム名の由来となった尾上町は今はなく、現在は平川市と名を変えている(尾上町は2006年に近隣圏と合併、現平川市に)。そのため、チームに所属するほとんどの子供たちが尾上町の存在を知らずに過ごしてきたことになる。チームの歴史を感じさせる一幕だ。
「このチームは、1981年に設立かな。そろそろ40年位になりますね」。
チームの総監督、天内伸光氏はそう言って、創設当時のことを語り始めた。
「当時、チームにいたのは尾上の子供だけ。野球が人気で、まだそんなにサッカーをやるっていう時代ではありませんでした。そんな中で『尾上サッカースポーツ少年団』として、ずっとここまでやってきました。それが4年か5年前に『女の子もいるから少年団は違うでしょう』と、スタッフが言ったので、今の『尾上SC(サッカークラブ)』に名前が変わりました」。
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チームが大事にしているステップワークとドリブル練習。天内伸光総監督は、一人ひとりの様子を見守り、的確な指示を出していた。
このような変化を遂げつつチームは歩みを続けて、今ではナショナルトレセンに選手を輩出するまでになった。しかしチームの立ち上げ当初は試合ができるかどうかも不安になるような船出だったらしい。
「最初は11人かな。その人数で始まりました。昭和39年頃に初めて尾上町に中学生年代のサッカー部ができたんです。それが尾上町のサッカー文化のスタート。中学校からこの地区のサッカーは始まったんです。私はその時、中学校3年生でしたが、サッカー部の第一期生になります。ちなみに大学を卒業して先生になった方が学校に新米教師で来て、『よし! サッカー部を作ろう!』ということで始めたのがチーム創設のきっかけ。しかし、そのサッカー部が13年ぐらい続いたあとに廃部に。私は仕事の関係で町の外に出ていましたが、帰ってきたらチームがなくなっていてびっくりしました。なので、『サッカー部を復活させよう。そのためにもう一つ下の年代から子供たちを育てよう』ということで、尾上SSSができてチームの歴史が始まりました」。
(続く)
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