ＪＦＬ開幕の１週間前となった３月４日（日）、ヴァンラーレ八戸はダイハツスタジアムにてＪ３のグルージャ盛岡とトレーニングマッチ（４５分×２）を行った。

１本目、強風が吹く中、風下に立ったヴァンラーレは相手に押し込まれる場面を作られながらも、相手の時間帯を凌ぎ、素早いプレスから徐々にペースを掴むと３８分にカウンターから④ＭＦ前田柊、⑮ＦＷ井上翔太郎と繋ぎ、最後は⑧ＭＦ高見啓太がゴールを決め１－０で１本目を終える。

２本目も１本目同様、前線での素早いプレスからボールを奪い主導権を握ると、３４分に㊹ＭＦ秋吉泰佑の浮き球のスルーパスに反応した㉚ＭＦ中田大貴がＧＫとの１対１を冷静に決め、２点目を奪う。
４４分にも再び秋吉のスルーパスから中田が決め、グルージャ盛岡を相手に３－０で勝利を飾った。

葛野昌宏監督は試合を振り返り「１本目は風下ということで、我々の形というところまでは持っていけなかったですが、押し込まれる時間、チームとして守るというところはできていましたし、試合のコントロールという部分では我々のほうがよかったと思います。

２本目は風上という状況で、相手陣地でプレーする時間が長かった中で２点獲ることができましたが、攻撃の質という部分は課題です。
チームとしてやるべきことは９０分通してできていた試合だったので、負けていたとしても修正はやりやすい状況だと感じています」と合格点を与えた。

開幕戦に向けては「コンディションが一番重要だと思っています。今日の試合で怪我をした選手の回復度もありますし、そこに代わる選手のパフォーマンスもあります。開幕までの１週間はコンディション重視のトレーニングを重ねつつ今日の試合での課題や細かい部分の質を高められるように準備していきたい」と１週間後の東京武蔵野シティＦＣ戦を見据えた。


■開幕戦　３月１１日（日）
　vs 東京武蔵野シティＦＣ
　会場：味の素スタジアム西球技場
　キックオフ：１３：００

■第２節（ホーム開幕戦）　３月１８日（日）
　vs 流経大ドラゴンズ龍ケ崎
　会場：ダイハツスタジアム
　キックオフ：１３：００