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12月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.67」からJFA第44回全日本U-12サッカー選手権大会 青森県大会の決勝戦の記事を少しだけ紹介!
2021年01月06日
JFA第44回全日本U-12サッカー選手権大会 青森県大会
決勝戦 リベロ津軽SC vs ヴァンラーレ八戸FC
雌雄を決するPK戦を制したリベロ津軽が4連覇達成
U-12年代のトップチームが参戦する青森県トップリーグWESTとEAST。
その両リーグの1位同士が相まみえた決勝戦は、熾烈を極めた戦いとなった。そして、雌雄を決するPK戦の末、
キッカー全員がゴールを決めたリベロ津軽SC U-12が4年連続6回目の優勝を果たした
今季のUー12年代の頂点を決める決勝戦に勝ち進んだのは、今大会3連覇中のリベロ津軽SCUー12(以後:リベロ津軽)と初優勝を狙うヴァンラーレ八戸FCUー12(以後:ヴァンラーレ)。
当日の11月3日、五戸ひばり野公園サッカー場の天候は晴れで風も弱く、絶好のコンディションの中、全国大会への出場権を賭けて決勝戦が始まった。
立ち上がりはお互い様子を見る形で、セーフティーなプレーが続く。ヴァンラーレはトップの⑳山口旺恩にボールを集め、そこからサイドに展開。または体格が良く、フィジカルが強く、シュート力がある山口が持ち込んでゴールを狙うサッカーを展開。対するリベロ津軽は、新型コロナウイルスの影響を受け、2週間の活動自粛明けということもあり、自慢の精度の高いサッカー、細かいパスワーク、展開力が影を潜める。しかし、戦う気持ちを前面に出して必死に戦った。
試合が動いたのは前半10分、ピッチ中央の混戦から、リベロ津軽のMF⑧工藤雅哉が意表をついたロングシュートを放つと、前に出ていたヴァンラーレGK①多田雄喜の頭上を超えてゴールに吸い込まれ、リベロ津軽が先制点を挙げる。このゴールで勢いに乗りたいリベロ津軽だったが、足取りが重く押し込まれる展開が続く。ヴァンラーレは山口にボールを集めてリズムを作り、同14分、左サイドでボールを受けた山口がDFにマークされながらも強引にグラウンダーのシュートを放つと、GK㉑坂本陽神の脇をすり抜け、同点ゴールを挙げることに成功。このゴールの直後、さらに勢いに乗るヴァンラーレは、山口を中心に攻勢を強めるが、リベロ津軽の体を張った守備を前にゴールを奪えずにいた。すると、前半終了間際に試合が動く。左コーナーキックを得たリベロ津軽は、工藤がゴール前に精度の高いボールを送ると、これにフリーとなったFW⑥玉田温基が頭で合わせて勝ち越しゴールを挙げ、前半が終了となった。
2ー1でリベロ津軽がリードする中後半が始まると、ヴァンラーレはさらに攻勢に出る。
(続く)
誌面では、記事全文、2次予選進出チーム、選手名簿などを掲載していますので、ぜひご覧ください!