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2月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.80」から第一特集の「県出身者が挑んだ全国大会HERO’s STORY」の青森山田座談会を紹介!
2023年03月02日
2月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.80」から第一特集の「県出身者が挑んだ全国大会HERO’s STORY」の青森山田座談会を紹介!
青森県出身者たちが語る!!
青森山田座談会
青森県出身の三橋春希、奈良岡健心、葛西淳が全国高校サッカー選手権に出場。
ベスト8進出に貢献した彼らに、選手権、そして青森山田での日々を振り返ってもらうとともに、今後について聞いた。
ベスト8で終わった高校選手権。どんな大会でしたか?
三橋 最後の大会でしたが、「去年優勝してプレッシャーがあると思うけど、気負い過ぎずにやろう」と正木監督から言ってもらった中で、ベスト8という結果でした。選手権に出られない選手が多くいる中で、そのみんなのために良いプレーをしていたと思います。個人的にもすごく楽しくて、本当に一生の財産になった大会でした。得点した瞬間は、めちゃくちゃ気持ち良かったです。観客全員の視線が自分にきていたので、「最高」という感じでうれしかったです。
奈良岡 この選手権のために青森山田に入ったと言っても過言ではないので、全国のピッチに立ててうれしい気持ちはありますが、ベスト8で終わってしまったという悔しい気持ちもあります。
葛西 この1年、自分としてはスタメンを確立することができなくて、自分たちの代は特に入れ替わりも多かったです。リーグ戦でも試合までの1週間で一番良いパフォーマンスをした人が出場する形でした。他のGKの(鈴木)将永、(代田)昂大と切磋琢磨しながら、選手権でも常に同じ気持ちで、事前合宿でも「一番良いパフォーマンスをした人がスタメンになる」ということを考え、プレッシャーもありながら自分が全試合のピッチに立てたことが本当に良い経験になりましたし、スタメン争いに勝てたことが自信になりました。
選手権で得た経験を今後のサッカー人生において、どのように生かしていきたいですか?
三橋 正直に言うと、神村学園戦で負けたのは、1失点目は自分の寄せの甘さから失点に繋がりました。それはもう一生忘れることはないと思います。大学ではシュートを打たれる前に潰すことや、あのシーンを思い出しながら日々の練習、試合に取り組んでいけば、上にいけると思いますので、頑張っていきたいです。
奈良岡 大学では、選手権という舞台を経験した選手は少ないと思いますので、経験していない人たちにも自分が伝えられるようにプレーで見せていかないといけないと思います。大学を経由してもプロを目指していますので、高校ではあまり出せなかった自分の武器を、大学ではどんどん自分の特技を活かしていきたいです。
葛西 選手権を通して、自分としては納得していない部分が結構多くて、特に自分の武器、ロングフィードや攻撃参加の部分で、全然攻撃のチャンスを作れませんでしたし、シュートストップのところで、止め切れない部分から失点に繋がり負けてしまったので、大学では自分の武器を明確にして、勝利に貢献できる選手になりたいと思います。
コロナ禍の3年間。仲間たちとどんな思い出がありますか?
三橋 自分は本当に毎日がすごく楽しすぎて、(奈良岡)健心とか小林(康人)とかと一緒の教室なんですけど、めちゃくちゃ楽しくて、学校に毎日行きたいくらい学校が好きなので、あっという間の3年間でした。正直、あと1年くらい居たいです(笑)。本当に楽しかったです。
奈良岡 自分も行事が楽しかったとかではなくて、普段の学校が楽しかったので、みんなといる時間が長ければ長いほど良い思い出ができました。自分もあと1年くらい居たいですね(笑)。
葛西 コロナ禍で行事とかも特になくて、友達と過ごすと言ったら学校生活しかないですが、自分は選手権が思い出に残っています。試合に勝った時にピッチとスタンドの仲間と「WE ARE GREEN」をやるんですが、その時にスタンドでみんなが笑顔で笑っている姿が一番うれしかったですし、他のGKはユニフォームが違ってすぐにわかるので、自分と将永のことを見てくれて、最高の笑顔だったのが本当に一番印象的でした。
後輩たちにアドバイスをお願いします。
三橋 青森県人として、まずは県内出身者には頑張ってほしいというのが一番ですけど、全員頑張ってほしい気持ちはあります。全国大会はリーグ戦と違って負けたら終わりの一発勝負。なので、メンタルの部分がすごく左右されると思っています。高校年代は大会中にいくらでも化けることはできると思いますので、今年もそうでしたけど波に乗ったチームが勝つのが選手権。来年は本当にインターハイから優勝を狙える力はあると思いますので、頑張ってほしいです。
(続く)