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第2回青森ユース(U-18)サッカーフェスティバル 四日間にわたる熱戦が終了 青森山田高校は準優勝
2023年08月21日
この夏、中学生・高校生年代の全国屈指の強豪チームがここ青森県に集結。それぞれ四日間にわたり熱戦を繰り広げた。
8月17日~20日に開催された青森ユース(U-18)サッカーフェスティバルには、昨年の16チームから4チーム増え、計20チームが参加した。
コンサドーレ札幌U-18(北海道)、旭川実業高校(北海道)、ブラウブリッツ秋田U-18(秋田県)、明桜高校(秋田県)、仙台育英高校(宮城県)、矢板中央高校(栃木県)、桐生第一高校(群馬県)、西武台高校(埼玉県)、日大藤沢高校(神奈川県)、帝京長岡高校(新潟県)、星稜高校(石川県)、藤枝東高校(静岡県)、東山高校(京都府)、京都橘高校(京都府)、神戸弘陵高校(兵庫県)、初芝橋本高校(和歌山県)、瀬戸内高校(広島県)、鹿児島実業高校(鹿児島県)、そして青森県からは、青森山田高校と八戸学院光星高校が参加。
17・18日には4チーム5グループに分かれての予選リーグが行われ、19・20日には順位決定の決勝トーナメント及び下位トーナメント、交流戦が行われた。
(7月25日~28日に開催された第2回青森ジュニアユース(U-15)サッカーフェスティバルについては、8月25日に発売される青森ゴールvol.83をぜひご覧ください)
大会最終日の8月20日(日)、カクヒログループアスレチックスタジアムでは3位決定戦・決勝戦が行われた。
青森山田高校と仙台育英高校、東北勢対決となった決勝戦。
試合は青森山田が先制するも、その後3点を奪った仙台育英が3-1で勝利し、大会初優勝に輝いた。
昨年の3位から一つ順位を上げ準優勝となった青森山田だが、選手たちの表情には悔しさが滲んでいた。
優勝した仙台育英、2位青森山田、3位決定戦を制した帝京長岡、3チームによる集合写真。
「決勝戦で負けてしまったので、今大会でプラスになったことはなかった」
今大会を振り返り、険しい表情でそう言い切ったのは主将のDF山本虎(写真中央)。
「インターハイで明秀日立高校に負けた時から、さらに言うとシーズンが始まった時から、こういう前に強い相手、フィジカルの強い相手に勝てないのが今の現状です。それは春から変わっていないということで、何の進歩もない。どの試合もそういう相手に敗戦していて、そこを変えないと選手権、プレミアでも勝つことはできないので、そういった相手にどう立ち向かうのかというのを考えながら今後は取り組んでいきたいです」
プレミアリーグEASTでは首位を独走するも、常に危機感を口にしていた山本。それが結果としてこの夏のインターハイ3回戦敗退、そして今大会の敗戦で突き付けられた形となった。
「(今後に向けて)課題が明確になりました。ただ上手いだけでは勝てないので、フィジカルで負けない強さをチームで作っていくことが大事だと思います」
この夏の悔しい経験を今後の成長に繋げることができるか。青森山田は残る二冠を目指し、まずは9月から再開されるプレミアリーグ後半戦に挑む。