3種(中学生)
あすなろリーグDiv2グループB(八戸フィブラFCと市川中学校)
2017年09月13日
9月10日、2017あすなろリーグDiv2グループBの第14節が行われ、三菱製紙グランドでは八戸フィブラFCと市川中が対戦した。
取材:中嶋朋大
.
.
このゲームを入れて残り3試合となった同リーグの首位を走るフィブラ(勝点33、得失点差54)は、2位の田舎館中に勝点で6、得失点で35の差を付けているため、勝利すれば優勝濃厚となる大切なゲームとなった。
試合開始直後、フィブラは最終ラインをセンターライン付近まであげて攻撃的な陣を敷いた。特に左サイドを中心に、長短のパスとドリブルを織り交ぜた攻撃でゲームの主導権を握った。
一方の市川はフィブラの激しい攻撃に凌ぐため、ゴール前を固めざるを得ない状況。ボール保持者にプレスを掛けて、カウンターの機会を狙った。
前半2分、フィブラは左サイドを抜け出してボールを受けたDF72高長根大樹が中央に切れ込んで先制ゴール。続く10分には右CKをFW77妻神佐亮が押し込んで2点目。さらに35分、右サイドからのセンタリングを妻神が強烈なダイレクトボレーで3点目を決めた。
これで完全に勢いに乗ったフィブラは、前半終了間際に敵陣中央のパス回しからFW96三浦勝聖が飛び出しGKとの1対1冷静に流し込んで4点目。その直後にも三浦が豪快なミドルシュートで5点目を決めて前半を終了した。
後半に入るとフィブラの勢いはさらに増した。後半3分、MF10小笠原和弥がペナルティーエリア内で倒されて得たPKをGK①浅利航太郎が決める余裕を見せると、6分と11分にMF69坂本夢真が連続ゴール。さらに、16分には小笠原がミドルシュート、19分にはMF73赤坂龍之介がロングシュートを決めた。
.
.
攻撃の手を緩めないフィブラは、24分にゴール前の混戦から坂本がシュートを決めハットトリック達成。結局、試合終了間際にも1点を追加したフィブラが前半5得点、後半7得点の猛攻を見せ12-0で市川に勝利した。
市川はFW86高橋佳愛が、スピードと体の強さを活かして相手陣内に切り込む場面が何度かあった。しかし、守備に人数を取られてフォローする味方が少ない状況が多く、シュートまで持っていくことができず、一矢報いることはできなかった。
.