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2種(高校生)

青森山田セカンド、3点リードからまさかのドローでプリンスリーグ東北優勝は最終戦に持ち越し<高円宮杯U-18プリンスリーグ東北第12節>

2022年10月18日
 高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ東北は10月8日に最終節第18節を終えたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でどのチームも延期となっている試合がある。現在首位を走る青森山田セカンドは残り2試合のうちあと1勝すれば優勝が決定するという状況で、10月15日(土)、マイナビベガルタ仙台泉パークタウンサッカー場で行われた第12節ベガルタ仙台ユース戦に臨んだ。
 自力で優勝を決めたいという選手全員の思いは前半立ち上がりから表れた。勢いよく攻め込み、得意のロングスローやコーナーキックに持ち込んで決定機をつくり出す。そして前半24分DF小林拓斗(2年)のロングスローをMF菅澤凱(2年)がすらして、こぼれ球をファーサイドにいたDF山本虎(2年)が折り返し、最後はMF米谷壮史(2年)がゴールに押し込み、先制に成功した。そして31分、今度はMF成田朱偉(3年)のコーナーキックから山本が圧倒的な打点の高さでヘディングシュートを決めて、リードを2点に広げ、前半は2-0で終了する。さらに60分米谷のグラウンダーのクロスからFW衣袋元基(3年)がシュートを決めた。3-0となり青森山田セカンドの優勝は決まったかに思われた。

 ところが3位のベガルタ仙台ユースもここから意地を見せ始める。68分MF河野和真(2年)のクロスからMF松本琉聖(2年)にゴールを許す。その直後の73分MF齋藤滉介(3年)からのパスを受けたFW中田有祐(3年)がシュートを決め、1点差に詰め寄られる。そして78分左サイドを松本に破られ、クロスから齋藤にゴールを許し、ついに同点に追いつかれてしまう。その後は両チーム勝ち越しを目指し果敢に攻め合ったが、ゴールネットを揺らせず3-3の引き分けに終わった。
 この日この試合の後に行われたモンテディオ山形ユース-尚志戦で、2位の尚志が2-1で勝利し、青森山田セカンドの優勝決定は10月22日(土)11:00から青森山田高校サッカー場で行われる第5節ブラウブリッツ秋田U-18戦に持ち越された。勝てば文句なしで優勝決定だが、引き分けまたは敗れると、12月3日(土)第12節尚志vs盛岡商の結果次第となり、尚志が勝てば優勝を逃す可能性もある。
 勝って自力で優勝を決められるか。22日の秋田U-18戦は大一番となる。
先制ゴールのMF米谷壮史(2年、左)とアシストのDF山本虎(2年、右)
DF小林拓斗(2年)のロングスローから多くの決定機が生まれた
MF成田朱偉(3年)はコーナーキックから山本のゴールをアシスト
クロスから3点目をたたき込んだFW衣袋元基(3年)



松本晃コーチ
 後半の運動量の低下は、試合前のミーティングやハーフタイムのところでも伝えながら気持ちの部分にハッパをかけてきたつもりではあったのですが、第18節の尚志戦でも出たうちの左サイドからのところでやられてしまう形が多かったので、そこを修正し切れなかったのはこちらの落ち度でもあります。でも、次があります。

――勝てば優勝という試合で決められなかった経験を選手にどう生かしてほしいですか。

 もう1試合残っているので、そこを最後やり切って、結果として表して終わらせられればこの負けも次につながるとは思いますが、そう簡単にいくものでもないので、もう1回目線を揃えてやるしかないので、頑張ってもらおうと思います。
DF山本虎(2年)は1ゴール1アシストと圧倒的な存在感


DF 4 山本虎(2年)
 3点取って3点取られるという結果に終わってしまいました。優勝を今日決めたかったのですが、最後自分たちの甘さが出て悔しい結果になってしまったと思います。

――前半は1ゴール1アシストと2得点に絡む活躍でしたが。

 セットプレーは山田の強みでの一つでもあります。最近決まっていなかった分、今日みんなでセットプレーを決めようという話をしていたので、前半本当に良い形で2点決められたのは良かったと思います。

――後半活動量が落ちたとか、左サイドを崩されたという部分がありましたが、追いつかれた要因は。

 後半走りきれないという課題がずっとプリンスではあって、今日も深いところまで進入されて、同じ形で2失点しました。先週の尚志戦も同じような形でやられたので、今日改善できずにまた同じ形で2失点したのは悔しいです。

――来週のブラウブリッツ秋田U-18戦に向けて。

 今日失点して改善できることはあと1週間あるので、そこをチームで話し合って、最後はホームですし、ブラウブリッツには1回勝っているのですが、油断が一番ダメなことだと思うので、今日学んだ課題をしっかり来週生かして、来週優勝できれば良いと思います。


取材(写真/文)小林健志


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