1種(社会人)
ラインメール青森、ホーム開幕戦で勝利し4位に浮上 <JFL第7節>
2023年05月02日
4月30日(日)、JFL第7節にしてラインメール青森は待望のホーム開幕戦を迎えた。雨は上がったものの強風が吹きつけるあいにくの天候にもかかわらず、会場の新青森県総合運動公園球技場にはこの日を待ちわびていた835人の観客が詰めかけた。
リーグ開幕からここまでアウェイで5試合を戦い、2勝1敗2分け、7位のラインメール。1週間前には天皇杯青森県予選準決勝で東北リーグのブランデュー弘前と対戦、延長戦の末敗れているだけに、敗戦を糧としながらも気持ちを切り替えてリーグ戦に臨みたい。
対するは、都並敏史監督率いるブリオベッカ浦安。今季JFLに再昇格したチームはここまで未勝利で最下位に沈んでいる。
強風の中、互いに決定機を作りながらも得点に結びつけることはできず0-0で折り返すと、後半はラインメールが勢いに乗り、サイドから果敢に仕掛ける。それでもなかなかゴールをこじ開けることができずにいたが、86分、FW22齋藤来飛のフリーキックから、最後に押し込んだのはDF2浦田延尚。試合終盤での待望の先制点に、殊勲の浦田を囲んで歓喜する選手たち。
終了間際には相手GKもゴール前に上がり同点への執念を見せたが、ラインメールは体を張ってゴールを死守。虎の子の1点を最後まで守り切り、1-0で勝利した。
声出し応援が全面解禁となったホームゲーム。サポーターの歓声、響きわたる勝利の唄。FW9重田快選手も楽しそうに応える。
開幕からここまでわずか3失点。今季3試合目のクリーンシートに笑顔を見せた、守護神・廣末陸選手。
「リーグ戦は今季5試合終わって、失点が非常に少なくできたので、今日の試合もそこは自信を持っていました。失点は0でいきながら、浦安が結構先制点を取る試合が多いチームだったので、とにかく先制点を取らせない、後半にチャンスがあれば1点取るというゲームプランで臨んで、自分たちの思い描いた試合がこの(ホーム)開幕戦でできて、勝点3を取ることができたというのは非常に良かったかなと思います。
1試合を通して必ずピンチっていうのは1本2本あると思っていて、そこを止めるのが仕事なので。止めれて良かったなというのと、試合終了間際に味方が本当に顔で止めたりとか、体を張って守ってくれたからこその勝点3だと思います」
試合後のヒーローインタビューはもちろん決勝点を挙げた浦田延尚選手。
リーグ開幕から5試合をアウェイで戦い、ついに迎えたホーム開幕戦。みごと白星で飾り、試合後の会見では「強風の中での試合だったので難しかったですけど、先週も場所は違いましたけど八戸で苦い思いをしたので、その反省が生かせたのかなと思いました。
環境というか土地柄、(ホーム開幕戦は)この時期になってしまうので、長らくお待たせしてしまったんですけど、多くのサポーターの方に来ていただけて、サポーターの声援が僕らの力にもなったと思う」と語った。
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