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最新号『AOMORIGOAL vol.50』から『リベロ津軽SC U-12』が挑んだ第41回全日本少年サッカー大会 決勝大会を紹介します!
2018年02月28日
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青森県勢が全国の舞台に挑戦
リベロ津軽SC U-12悔いが残る結果となった今大会
この悔しさを忘れず、次に向かう
第38回大会以来の全国の舞台に挑んだリベロ津軽SCの戦いが始まる 昨年末の12月26日から29日にかけて、鹿児島県鹿児島市で行われた「第41回全日本少年サッカー大会」。この年のUー12年代の強豪が全国から集まり、頂点を目指す熱い戦いが繰り広げられた。
青森県の代表として、通算3回目の参戦となったリベロ津軽SC。同チームが組み込まれたグループステージHには、岡山県大会を初制覇したJフィールド津山SC(岡山)、同じく群馬県大会を初制覇したパレイストラ(群馬県)、そして第39回大会でベスト4の実績を誇り、兵庫県大会を7度制した経験を持ち、全国的にも知られる強豪の兵庫FC(兵庫第2代表)が集結した。 青森県大会を制した直後、「青森県や東北地域で切磋琢磨してきた他のチームの分まで頑張りたいと思っています。青森県でもやれるんだぞ、ということを証明できたらいいなと思います」と語っていた佐藤峻監督。始動当初から「今年のメンバーは強者揃い」と言われ続けてきたチームを率いて、第38回大会以来の全国の舞台に挑んだ。
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兵庫FC戦
全国屈指の強豪を相手に善戦 初戦はグループ随一の強豪、兵庫FCとの対戦。「チャレンジャーという立場なので、県予選よりは体は動いていたように思います」と佐藤監督が振り返った試合は、開始6分に兵庫FCに先制点を許すも、13分に④鈴木颯太が同点弾を挙げる展開。しかし油断があったのか、前半ロスタイムに入った直後の21分、再び得点を奪われ失点。1ー2で劣勢のまま後半へ。
同点としたいリベロ津軽だが、肝心のシュートを打たせてもらえない。逆に押し込まれ、30分には三度目の失点を喫し、そのまま試合は終了。1ー3での敗戦となった。
パレイストラ戦
お互い崖っぷちの勝負。勝利を手にしたのは 第2戦は後がなくなり、負ければグループステージ敗退が決まるというプレッシャーがリベロ津軽を襲う。対して対戦相手のパレイストラも初戦を落としており、どちらも崖っぷちに立たされたチーム同士、負けられない気持ちが乗った約20本のシュートが乱れ飛ぶ乱打戦となった。先制はパレイストラ。8分にゴールを奪取されてしまう。前半はそのまま終了し、迎えた後半、先に点を挙げたのはまたしてもパレイストラ。31分にリベロの守備陣を破った。 追い詰められたリベロは、34分に⑨阿部慎太朗のゴールで息を吹き返す。試合終了まで10分を切ったこのタイミングでのゴールに、なんとか反撃のきっかけを見出したかったが、その矢先の36分にゴールを奪われる。試合終了間際での被弾で1ー3。浮上のきっかけを掴むことができず、タイムアップを告げるホイッスルが鳴った。
Jフィールド津山SC戦
一矢報いるために首位を押し込んだ 2連敗を受けて、3戦目を待たずに決勝ラウンドへの道は閉ざされていた状況のリベロ津軽。「せめて一矢報いようという気持ちで挑みました」と佐藤監督が言うように、その時点で首位を走っていたJフィールド津山SCに対して優勢に試合を進める。 ⑨阿部、⑩藤原大弥を中心に何度も相手ゴールに迫った。しかし、ことごとくバーに嫌われるシュートの数々。佐藤監督は「たぶん5、6本は当たりましたね」とこの時を振り返る。この日は強風で、難しいコンディションだったのは確かだが、幾度もあったチャンスを決めきれないチームに勝利はなかった。悪癖を露呈してしまったチームは、逆に相手チームの何気ないロングボールの展開からサイドの突破を許し、クロスのこぼれ球から失点。0ー1での敗戦となった。
(続く)
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