２月２５日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.74」の第一特集「県出身者が挑んだ全国大会　HERO’s STORY」では、今冬、青森県出身者の全国大会での活躍を紹介。県から全国に挑んだ者、県外に出て全国の舞台を踏んだ者。彼ら、彼女が歩んできた道を紐解き、これからについて語ってもらっている。ここでは、掲載している選手を少しずつ紹介していきます。


No.6 MF
大久保 太陽（仙台育英高校）

「夢を叶えられて嬉しかった」
夢の舞台である選手権に出場したが、３回戦敗退。
次の舞台は大学サッカー。ここで得た経験を生かしプロを目指す

取材/文：本田悠喜　写真：小林健志

　八戸市に生まれ、八戸フィブラＦＣとウインズＦＣで腕を磨いた後、仙台育英高校へ入学した大久保太陽。３年生となった今シーズンは選手権に出場するための宮城県予選で活躍。準決勝、決勝戦ではチームのキャプテンでもあるＭＦ島野怜と組んだダブルボランチでスタメン出場し、全国大会出場に貢献した。

　夢の舞台である選手権に出場するために一念発起して仙台育英に入学した大久保は、大会初戦となる２回戦の滝川第二高校戦と３回戦の高川学園高校戦に出場。大会を振り返って「自分自身サッカーをやってきて初めての全国大会でしたし、選手権に出たいと思って仙台育英に入学したので、その夢を叶えられて素直に嬉しいし、１８０人ほどの部員との競争を経てしっかりと試合に出て、その姿を家族に見せられたのはとても嬉しかったです」と語っている。

　選手権本番では２試合ともに後半からの出場となったが、主にボール奪取など守備時のプレーで貢献。後半から出場してチームのバランスを整える役目を果たした。自身初の全国大会となった選手権を通して得たものを生かすべく、高校卒業後は青森県に帰郷。地元でもある八戸市の八戸学院大学に入学して、気持ちを新たに大学サッカーを舞台にプロ入りを目指して邁進する。


仙台育英ではどのように過ごしていたのでしょうか？
　１年生の時は１番下のカテゴリーにいました。練習で使えるグラウンドは１面しかないので、ほぼボールを使った練習ができず、走りがメインのトレーニングでした。

（続く）

誌面では、記事全文、写真、過去の情報などを掲載していますので、ぜひご覧ください！

ウインズFCU-15に所属していた大久保太陽（前列右から４人目）。３年時には第15回青森県クラブユースサッカー選手権（U-15）大会で優勝に貢献した。



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