2種(高校生)
第96回全国高校サッカー選手権青森県大会〈準々決勝 青森山田高校vs東奥義塾高校〉
2017年10月16日
10月16日(月)十和田市高森山総合運動公園で行われた準々決勝、青森山田高校と東奥義塾高校との戦い。試合は、前評判通り、青森山田が圧倒的な力を見せた。
6ー3ー1という守備重視のフォーメーションでこの試合に臨んだ東奥義塾に対して、青森山田はプリンスリーグ東北を戦うセカンドのメンバーを半数以上スタメンに起用してこの試合に臨んだ。
試合は青森山田が圧倒的にボールを支配する。そして迎えた前半9分、MF⑭田中凌汰のコーナーキックに、キャプテンのDF④小山内慎一郎がヘディングで合わせて先制すると、青森山田が俄然勢いに乗る。
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そして、このゴールを皮切りに7ゴールを奪い、8ー0で前半を終える。
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(青森山田高校、MF⑭田中凌汰が豪快にゴールを決める)
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後半に入っても青森山田のペースは変わらなかったが、東奥義塾が体を張ったディフェンスを見せ、得点は奪えず膠着状態が続いた。
すると、青森山田はこの状態を打破するために、カードを切る。ヴィッセル神戸に加入内定のMF⑩郷家友太、モンテディオ山形に加入内定のFW⑪中村駿太、2年生ながらプレミアリーグ全試合出場のMF⑦檀崎竜孔を出場させる。
この選手交代で流れは完全に青森山田が握り、中村が1得点、郷家のハットトリックなどで5点を追加したところで試合終了。13ー0で21回連続23回目の優勝を狙う青森山田が勝利した。
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(PKを落ち着いて決めるMF⑩郷家友太)
準決勝 は10月21日に青森県総合運動公園陸上競技場で行われる。
対戦カード、時間は以下の通り。
11:00 青森山田高校 vs 八戸学院光星高校
13:30 八戸学院野辺地西高校 vs 弘前実業高校
試合後コメント
東奥義塾高校
田谷訓史監督
6-3-1のシステムで守備をしっかりとしてカウンターを狙う形を、青森山田戦に向けて準備してきました。やはり青森山田は強かったです。そのシステムで練習を積んで、アンカーの位置でボールを奪うようにしましたが、失点を多く重ねてしまいました。しかし、選手は良く戦ってくれました。
今の3年生は、高校総体で進学のために大勢の部員が辞めてしまい、残った7人の選手も進学コースの選手たちで、勉強もサッカーも一生懸命取り組んでくれて、最後まで戦ってくれて、本当に良い人間性を持った選手たちでした。色々な意味で後輩に良いことを残してくれたし、後輩たちはみんな尊敬していると思います。
東奥義塾高校
太田修平キャプテン