2種(高校生)
第96回全国高校サッカー選手権青森県大会〈準々決勝 八戸学院光星vs五戸高校〉
2017年10月16日
今季、県リーグ1部を青森山田3rdに続く2位で終え、プリンスリーグ東北参入戦への出場権を獲得した八戸学院光星は4-2-3-1のシステム。対する五戸は3-4-3のシステムで臨んだ。
開始3分、五戸高校MF⑩境真宏が中盤でボールを持つと、右ウイングのFW⑬鳥谷部大地に絶妙なスルーパスを通す。
GKとの1対1を鳥谷部が冷静に決め、五戸が先制に成功する。
開始早々にリードを許した光星はMF⑥坂井慧大、DF③葛西瑠のサイドへの正確なフィードから相手ディフェンスラインを下げると、そこから細かいパスワークで崩しに掛かる。
対する五戸は、ディフェンスラインを5枚にし、全体をコンパクトに保った守備でフィニッシュまでは持ち込ませない。
それでも光星は28分に右サイドMF⑨青島勝からのクロスにゴール前MF⑩吉田幸生が頭で合わせると、GKが弾いたところをFW⑪簗場総史が押し込み同点。
1-1で前半を折り返す。
後半、同点に追いついたことで落ち着いたプレーを見せる光星は、前半同様、最終ラインのフィードから左サイドで起点を作り、攻撃を展開。
後半5分、左サイドのスローインからMF⑰小長根瑠人を経由し、⑩吉田がシュートまで持ち込むと、16分に左サイドでボールを受けた⑩吉田からゴール前、後半途中から出場した⑯菊池隼に繋ぎ、右サイドを駆け上がったDF⑬下斗米京介にラストパス。これをダイレクトで合わせ、逆転ゴールを決める。
五戸高校は相手に押し込まれながらもカウンターから同点を狙う。
20分、自陣でボールを奪った⑬鳥谷部が⑩境とのワンツーから枠を捉えたロングシュートを放つと、24分には⑩境のスルーパスに抜け出した⑬鳥谷部がシュートまで持ち込む。
31分にはDF⑤和泉蓮耶のフィードに前線で受けた⑩境が起点となり、最後は⑬鳥谷部がコースを狙ったシュートを放つがこれはポストに弾かれる。
押し込まれながらも最後までカウンターから光星ゴールを脅かす五戸だったが、同点に追いつくことはできず、タイムアップ。
2-1で勝利した光星が準決勝、青森山田への挑戦権を獲得した。