八戸学院野辺地西と弘前実業の対戦となった準決勝第２試合。

試合開始から相手DFの背後を狙ったロングボールからセカンドボールを拾い、攻撃を展開する野辺地西が主導権を握る。

ボランチの⑩中山基輝を起点にFW⑨澤上京太、左サイドハーフの⑧菊地進太郎を経由し、相手ゴールに迫ると前半２５分、右サイドで得たFKから⑧菊地がボールを受け、中に切れ込みシュートを放つ。ポストに跳ね返されたところを⑨澤上が押し込み、野辺地西が先制する。

その後は追加点こそ奪えなかったものの、野辺地西のペースで後半に折り返す。

後半に入っても攻勢を緩めない野辺地西は後半11分、左サイドを抜け出したFW②本間倭のグラウンダーのクロスに、ゴール前フリーの⑩中山が合わせる決定機を作るが、シュートは枠を捉えることができない。

すると、直後の12分、これまで攻撃の糸口を掴めなかった弘前実業が右サイドのMF⑧山形歩からゴール前のFW⑫清野翔大と繋ぎ、最後はFW⑩桜庭丈太郎がフィニッシュまで持ち込む。

その後は⑩桜庭が前線で起点を作り、中盤でボールが繋げるようになると、サイドに展開。素早い縦への配給からチャンスを作る。

20分、左サイドでボールを受けた⑩桜庭が中に切れ込んでシュートを放つと、25分には左サイドを突破したMF⑦佐々木里斗がクロスを入れるが、ゴール前で合わせることができない。

終了間際にはセットプレーから野辺地西ゴールを脅かすも、最後までゴールを奪うことはできず、タイムアップ。
１－０で勝利した野辺地西が決勝戦へ進出した。


勝利した野辺地西 三上晃監督は「前半は、ある程度自分たちのやりたいことができましたが、後半は１点をリードした状況で、決定機を決め切れないこととボールの失い方が悪く、リズムが掴めなかったです。２点目、３点目を取れなかったことが一番の反省点だと思います」と試合を振り返った。

青森山田との決勝戦に向けて「相手は日本一のチーム。決勝の舞台ですし、選手たちには思いっきりやらせてあげたい。（選手には）色んな方への感謝の気持ちを持ちながら、その気持ちをプレーで表現してほしい。野辺地西だけで育った訳ではないので、親はもちろん、小学校、中学校時代の指導者やお世話になった方々への思いを持って、プレーしてほしい」と語った。


決勝戦は、１０月２２日（日）１２時キックオフ＠青森県総合運動公園
青森山田　ｖｓ　八戸学院野辺地西



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