2種(高校生)
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第2節 青森山田高校vs富山第一高校
2018年04月15日
4月15日(日)、青森山田高校にとってホーム開幕戦となる、高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第2節が同校グラウンドにて行われた。
開幕戦で昨年のプレミアリーグ覇者であるFC東京U-18を4-0で撃破し、勢いに乗る青森山田高校。対する富山第一高校は、2011年から4年間プレミアリーグWESTに参戦。昨季プリンスリーグ北信越を制し、参入戦を勝ち抜いて今季プレミアリーグEAST初参戦となった。
降りしきる雨の中、立ち上がりから優勢に試合を進める青森山田は、前半21分、今季主将を務めるMF➉檀崎竜孔のゴールで先制すると36分にも再び檀崎が追加点を挙げ2-0と突き放す。
後半も青森山田の勢いは止まらず、65分にはMF⑦天笠泰輝、73分にはCKからDF⑤三國ケネディエブスが頭でゴールに叩き込み開幕戦と同じ4点差とすると、さらに83分にはFW⑨佐々木銀士がダメ押しの5点目を追加。
高い攻撃力に加え、「我々のコンセプトは守備から入るということ。そこをしっかりとチームみんなで声を出して、集中力を途切れさせずにやることができた」と黒田剛監督が試合後評価した通り、労を惜しまず高い集中力を保ち続けた守備で相手のシュートをわずか1本に抑え、5-0で勝利した青森山田。
2試合を終えた時点で勝点6、得失点差+9で首位をキープした。
・
後半開始早々、負傷により無念の途中交代となったが、前半だけで4本のシュートを放つなど、存在感を発揮したFW⑬小松慧。
・
三國とCBでコンビを組むDF④二階堂正哉。ディフェンスリーダーとして完封勝利に貢献した。
・
試合後のコメント
黒田剛監督
「まだ2節目ということで、とりあえずこの2戦に関しては、チームとして掲げていたコンセプトをやり切ってくれました。守備も大きく崩れていないので、これを継続していければ、まだまだ勝ち星が積み上げられるかなと思います。
今日試合前にも話をしたのですが、3年前は39という勝点を取っても2位に甘んじている。優勝した時は36で、去年も36でしたが3位でした。取りこぼしだとか全体の潰し合いによっても大きく左右することがあるので、まず目の前の1試合で確実に3点積み重ねるという作業の繰り返しです。先は見ないで、目前の1試合に集中していきたいなと思います。
プレミア、高校総体、選手権と三つのタイトルがありますが、どれか一つは取りたいという気持ちを持って選手たちも頑張っているので、それに応えられるように我々スタッフ陣も頑張っていきたいな思います」
MF No.10 キャプテン 檀崎竜孔選手
「前半も後半も、立ち上がりがあまり良くなかったですが、自分自身しっかり結果を残せて、チームに良い影響を与えられて良かったと思います。しかし、内容を見てみるとまだまだ足りないところがあるので、しっかりそこを突き詰めなければいけないと思います。苦しい状況になった時に、自分がどれだけ声を出してプレーでも引っ張れるかというところがこれから大事になってくると思うので、そういうところもしっかり意識していかなければいけないと思います。
チームは良い状態ですが、油断をせずにしっかりと勝点を積み重ねて、優勝争いにどんどん食い込み、何としても王座奪還というところを目指して頑張っていきたいと思います」