1種(社会人)
ラインメール青森、後半追いつきホーム無敗続く <JFL第11節>
2023年06月13日
6月11日(日)、JFL第11節が新青森県総合運動公園球技場で行われ、ラインメール青森はヴィアティン三重と対戦した。
ここまで8試合で先発を務め、ホーム戦では2試合連続決勝点をマークしていたDF2浦田延尚が出場停止。MF22齋藤来飛がリーグ戦では今季初先発、前線には先発としては4試合ぶりにFW33木戸皓貴が入った。
前半はヴィアティン三重が試合の主導権を握り、17分に先制。ラインメールはシュート0に封じられたまま、1点ビハインドで前半を終える。
ハーフタイムには青森ワッツとのコラボトークショーが行われた。
左から、ラインメール青森DF丸岡悟選手、浦田延尚選手、青森ワッツ野里惇貴選手、會田圭佑選手。
後半になると、水曜日に天皇杯を戦っていたヴィアティン三重は過密日程による疲労も見えはじめ、ラインメールが主導権を握る展開となる。
55分、ボランチのMF28岩間雄大が右サイドを上がってきていたDF5岸田翔平へとボールをつなぎ、岸田がゴール前にクロスを入れると、誰より高く飛び頭で合わせたのは齋藤来飛。
「味方のボールを信じて、自分はそこに入るだけという形だった」という齋藤の今季初ゴールで試合は1-1、振り出しに戻る。
その後も追加点を狙いラインメールが立て続けにゴールに迫る。90分には相手選手が退場となり人数で上回るも、あと1点が遠く、1-1のままスコアは動かず試合終了。
柴田峡監督は「ある意味最低の結果ではなかったけれど、最高の結果ではなかった。見に来ていただいた方には、あれで逆転できていれば爽快な気分で帰っていただけたのでしょうが、それがサッカーなのかなと思います。今日一人出場停止だったということを考えると、致し方なしだなとは思っています。また1週間後にゲームがあるので、いい準備をして臨みたいと思います」と語った。
「今日の試合は早い段階から1点決められて追いかける形になりましたが、そこでブレずに自分たちができることをして、1-1に持っていけたのは非常に試合展開としては良いことでした。だけどやっぱり最後の最後でもう1点決められないというのは、自分たちの力不足というのを感じました」と試合を振り返った齋藤来飛。
先発を言い渡されたのは、試合当日のメンバー発表の時だったという。「(試合に)出たい人もいるなかで自分が出て、不甲斐ないプレーはできないという責任、そういうことを思いながら、自分にできる最高のプレーをしようという気持ちでこの試合に臨みました」。
今季初ゴールに、「久しぶりの点なので、嬉しい気持ちでいっぱいです」と素直な喜びを口にしながらも、後半攻め続けながらも追加点が奪えなかったことについては「後半、これは行けるなと思ったんですけど、自分たちのパスやシュートの精度が欠けていた。これから勝ち抜いていくにはそこの精度を練習からこだわっていかないと、点も取れないですし試合にも勝ちきれないと思いました」と課題も口にした。
勝点1を分け合ったラインメール青森は現在7位。それでも4位から8位までが勝点15で並び、1位クリアソン新宿との勝点差はわずか4。今後追いつく可能性は十分にあり、混戦状態が続くJFLから目が離せない。