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最新号『AOMORIGOAL vol.50』から『第17回東北高校新人サッカー選手権大会』を紹介します!
2018年02月27日
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青森山田高校、
3年ぶり5回目の東北高校新人制覇取材/撮影/文:小林健志
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今年もまだ高校サッカー選手権の余韻が冷めやらぬ中行われた「平成29年度第17回東北高等学校新人サッカー選手権大会」。青森山田高校の新チームは3年ぶりの優勝を目指し、新たにMF檀崎竜孔(2年)を主将とし、正木昌宣コーチの指揮の下戦った。
大会前に、会場となる宮城県内は大雪に見舞われ、当初使用する予定だった泉総合運動場泉グラウンドと七ヶ浜サッカースタジアムは使用不可となってしまった。大会3日前から調整のため宮城県入りしていた青森山田の選手たちは、多賀城市の仙台育英高校多賀城校舎グラウンドと、柴田町の仙台大学グラウンドの雪かきに協力。2つのグラウンドが使用可能となったことで、大会の開催が実現した。なお、当初は1月27日から3日間の日程で行う予定だったが、学校の施設を使う関係上2日間に短縮され、28日午前に準決勝、午後に決勝を行う強行スケジュールに変更された。
27日に行われた1回戦は秋田県の新屋高校と対戦。前半開始早々の5分、青森山田は左サイドをFW佐々木銀士(2年)がドリブル突破し、ゴール前に飛び込んだMFバスケス・バイロン(2年)がゴールを決めて幸先良く先制点を奪った。さらに29分、バスケス・バイロンがペナルティエリア内で相手DFに倒されてPKを獲得。MF天笠泰輝(2年)が落ち着いてPKを決めてリードを2点に広げた。後半はゴールこそなかったが、多くの選手を試しながらも、ショートパスを繋いで崩そうとしてくる新屋攻撃陣に対し落ち着いた対応を見せ、失点を許さず2ー0で勝利。
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ところが28日の準決勝、宮城県の仙台城南高校との試合は苦しい試合となった。多くの選手が自陣ゴール前に引いて守ってくる相手に対し、なかなかゴールを奪えない展開。それでも青森山田の選手たちは攻め急がず丁寧に相手を崩そうと試みたが、前後半70分でゴールは生まれず延長戦へ。延長前半の77分、バスケス・バイロンがペナルティエリア内に進入して倒され、PKを獲得。DF二階堂正哉(2年)が冷静にゴール左隅に押し込み、ついに先制。その直後相手のカウンター攻撃からPKを献上したが、GK飯田雅浩(2年)の好守で失点を許さず1ー0で試合をものにした。
(続く)
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雑誌では、決勝戦のマッチテキスト、黒田剛監督の新チームについてのインタビュー、新キャプテンの檀崎竜孔選手のインタビューなどを掲載していますので、是非ご覧ください!
青森県第二代表の八戸学院野辺地西高校 初戦で福島県代表の尚志高校と対戦した野辺地西高校。前半こそ0ー0だったが、後半に2失点。惜しくも敗退した。
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