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8月25日発売の最新号「AOMORI GOAL VOL.53」から、青森ゴールが行く!!チーム取材【バスティオーネJFC】を紹介!
2018年08月29日
バスティオーネJFC
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【確かな一体感が武器。自主性溢れる好チーム】 弘前市を拠点に活動するバスティオーネJFC(以下、バスティオーネ)は、Uー12以下のジュニア世代のチーム。17名の子供たちが在籍している。立ち上げは約10年前。当初は城東小学校の部活組織として活動していたが、のちに独立し、現在の形態(スポーツ少年団)として新たなスタートを切った。
バスティオーネ(BASTIONE)はイタリア語で「城壁」を意味する。主な活動場所である城東小学校からその名の由来がきているのではなく、チームの立ち上げ当初に関係者で話し合い、「多く点をとって大会を勝ち上がるチームではなく、しっかり守って勝ち進む、粘り強いチームを目指そう!」という理由から名付けられた。
チームを指導して7年目の福井祐樹コーチは、「名前がそういう意味でつけられているので、チームコンセプトは堅守です。これは僕が根付かせたチームコンセプトというよりは、チームの伝統ですね」と話す。
福井コーチは指導中、自身も子供たちに混ざってピッチに入り、ピッチレベルの目線で指導することを心掛けているという。
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その理由を問うと、「子供たちに言葉だけで伝えても、いまいちピンとこないと個人的には思うんですね。下手だろうが、お手本として自分や他のコーチが動きを実践することが大切だと思っています。その実践に加えて言葉で伝えること。それが良いのかなと思っています」と話してくれた。
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その他に心掛けていることとして福井コーチは、「子供たちに考えさせること、決断させること」を挙げた。例えば子供たちが揉め事を起こした際に、大人が過度に介入することを避けているという。
福井コーチが「これは止めないとダメだなという大ごと以外は、子供たちだけで解決させます。大人が『仲直りしろ。お互い謝れ』って言うのは簡単ですが、それじゃ彼らは成長しません。自分は指導する立場ですが、子供たち自身に考えさせることも大事かなと思っています」というように、その真意は、子供たちの自主性を大人が邪魔しないことにある。
(続く)
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