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2月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.68」から高校選手権で準優勝となった青森山田高校の『安斎颯馬』を少しだけ紹介!
2021年03月02日
圧倒的な技術で攻撃の舵を取り、自身も5ゴールで大会得点王に輝く
あんざい そうま
東京都出身
2002年9月29日生まれ 176cm / 71kg
「試合が終わった瞬間は、みんなに申し訳ないという気持ちでした」
かつてチームメイトとして切磋琢磨した者同士が対峙したPK戦。安斎颯馬の蹴ったボールは、山梨学院高校のGK熊倉匠に止められ、涙を流す結果となった。
しかし「安斎、ここにあり」と言わしめた大会だったことは間違いないだろう。今大会における安斎のプレーは、確かな技術に裏付けされたドリブル、パス、シュートとどれをとっても高校トップレベルの実力を持つことを示した。
初戦の広島皆実戦でダメ押しの2点目を決めると、準決勝の矢板中央戦では圧巻のハットトリックを達成。決勝の山梨学院戦では、チームを勝利に近づける勝ち越しゴールを決めた。これまでの幾多の苦しみを爆発させるかのようにピッチで躍動した安斎が、今大会では幾度となくチームを救い、勝利に導いてきたのは間違いない。
「準優勝ということで、恥じることはないとは思います。青森山田が一番の優勝候補と言われ、公式戦では無敗という中で、相当なプレッシャーがあり、うまくいかない試合運びでした。それでも勝ち進み、準優勝まで繋げられたことは良かったと思います。また、大会が開催されたこと、青森で応援してくれた仲間たち、両親も含めて、今は色んな人への感謝の気持ちでいっぱいです」と大会を振り返った安斎は、優秀選手、さらには大会得点王という大きな爪痕も残した。
(続く)
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