2種(高校生)
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第10節 青森山田高校vsFC東京U-18
2018年08月26日
インターハイによる中断期間を経て再開された高円宮杯U-18プレミアリーグ。8月26日(日)、青森山田グラウンドで、FC東京U-18との第10節が開催された。
リーグ前半戦9試合を終えて、ここまで無敗で2位の青森山田高校。しかし、開幕から6試合は1失点以内で抑えていたのが、第7節以降は複数失点が続き、インターハイでは2点リードしながらも4点を奪われ2回戦敗退という悔しい結果に終わっていた。
「7節あたりから守備が徹底されなくなってきました。得点を取れるチームだからこそ、守備をもっとやらなければいけないのですが、負けないような空気感というか、結果が出続けていたので、それによって守備が少しずつ疎かになっていました。それがインターハイにも出たので、一回倒れかけていたものを軌道修正させる合宿をしてきました」(黒田剛監督)
守備の修正を図って臨んだこの試合で、前半を0-0で折り返した青森山田。82分、PKで先制されると、終了間際の90分に青森山田もPKを得て、これをMF⑩檀崎竜孔が冷静に決め同点とする。後半は立て続けに相手ゴールに迫る場面が見られたが、PKでの1点にとどまり逆転は成らず、1-1で試合終了となった。
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第9節から先発で起用され、インターハイでも2試合連続得点を挙げた2年生のMF⑱武田英寿。セットプレーのキッカーとしても技術の高さを見せる。
プレミアリーグ初先発のMF⑮鳥海昴。DF②橋本峻弥が出場停止となったこの試合で、右サイドバックのポジションに入った。
この試合を振り返り、言葉にも表情にも悔しさを滲ませていたキャプテンのMF⑩檀崎竜孔。
「欲しいタイトルだったインターハイは不甲斐ない結果で終わってしまったので、切り替えて臨んだ後期の初戦だったんですけど、チーム全体としても個人としても、結果も内容もあまり良くなかったです。次の富山第一戦に向けて、今日の反省をしっかり次に向けてやっていかなきゃいけないなと思っています。先にリードされた時に、精度を欠いていた部分があったと思うので、ゴール前での冷静さと精度を詰めていかないといけないかなと思っています」
この試合のゴールで計11得点。昨年のリーグ得点王・郷家友太(現ヴィッセル神戸)の9点を既に超え、ランキングでは他を寄せ付けずトップを独走しているが、
「今はPKで5点くらいで(全体の)約半分なんですけど、PKだけと思われたくないので、チームがこういう状況でも勝利に導ける、もっと違いを見せていけるような選手になっていかないといけないなと思います」
と、現状に満足することなく更なる成長を追い求めている。
勝点差で並んでいた3位流通経済大付属柏も引き分けたため、青森山田は2位をキープしているが、首位鹿島アントラーズユースは手堅く勝利をおさめ、勝点差は7点に開いた。
「犠牲心を持って、一人ひとりがチームのためを思って、どういうことをすればいいのかということと、謙虚さを失ったら結果は出てこないと思います。優勝を目指すのであれば、もっと死に物狂いでやっていかないといけないと思います」
と話した檀崎主将。青森山田は残り8試合での逆転優勝を目指す。
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■次節以降の予定■
第11節 9月2日(日)11:00~ vs富山第一高校 @富山第一高校グラウンド
第12節 9月9日(日)11:00~ vs流通経済大学付属柏高校 @流通経済大学柏高校グラウンド
第13節 9月17日(月・祝)11:00~ vs浦和レッドダイヤモンズユース @青森山田高校グラウンド
第14節 9月24日(月・祝)11:00~ vs柏レイソルU-18 @青森山田高校グラウンド
アウェイ2連戦の後、9月の3連休に2週続けてホーム戦が開催されます。
青森山田高校グラウンドで、U-18年代最高峰の熱い戦いをぜひご覧ください!