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2月25日に発売した最新号「AOMORI GOAL VOL.80」。青森山田高校が挑んだ高校選手権から青森山田座談会の記事を少しだけ紹介!
2023年03月09日
チームを支えた両サイドの4人に聞く!
青森山田座談会
サイドハーフを務めた中山竜之介、小栁一斗。不動のサイドバック、渡邊来依と西脇虎太郎。
今大会全試合に先発出場し、チームを支えた3年生の4人が、選手権、そして青森山田で過ごした日々を振り返る。
(写真右から)
No.3 DF 、No.8 MF 、No.6 MF 、No.2 DF
西脇虎太郎 、小栁 一斗 、中山竜之介 、渡邊 来依
選手権を振り返って、今、改めてどのように感じていますか?
中山 大会前からしっかり準備して、短期間で自分たちができる100%のことはしたのかなと思っていますが、自分たちの課題が出て、後半、短い時間で失点してしまいました。山田の守備の三原則でもある、『ペナルティーエリアに侵入させない、走らせない、ゴールを隠す』ということの徹底度が、特に去年のチームと比べると落ちるところがあって。そこを改善しようとしてスタートしたチームでしたが、最終的にそこを徹底できていないのが露出して、失点につながってしまった。そういう意味でも課題が出てしまった大会かなと思います。
小栁 優勝を目指して3年間頑張ってきたので悔しいです。自分的には、他のチームよりも一体感というか、団結力がなかったのかなと思います。なかなかパスがつながらなかったり、最後の守備の部分で我慢できていなかったりしたので、そう感じました。
渡邊 1点決めてからの逆転負けで、怖さのある大会だなとあらためて感じました。最後の最後まで、1点決めても油断できないなというのは今一番思います。後ろの選手が0に抑えておけば負けることはないので、集中力や気の緩み、やるべきことを最後までやらなかったことが、最後にああなってしまったと思います。
西脇 優勝という目標を掲げてやっていたので、悔しいという気持ちが一番です。相手を0で抑えられなかったのは自分たちの甘さであり、集中力が切れたタイミングで、一瞬でやられてしまいました。守備が最後まで相手を0で抑えていれば神村戦も勝っていたと思いますし、そういうところはまだ足りていなかったと思います。選手権というトーナメントは、難しい試合が続くなかで勝ち続ける難しさがありました。でも自分たちのやることはやり切ったと思うので、優勝できなかったのはとても悔しいですけど、何かやっておけばよかったという後悔はないです。そういう意味ではいい経験ができたかなと思います。
選手権の3試合で一番印象に残っているのはどの試合でしたか?
中山 最後の、神村との試合です。
(全員頷く)
西脇 やっぱり、一番悔しさが残っている試合だったので。
では、選手権以外で印象に残っている試合は?
中山 自分は、5月7日のプレミアリーグの前橋育英戦です。怪我をしてしまって、そこから2か月半くらい試合に出られなくて、あらためて怪我の怖さを知りました。その後の状況が大きく変わったので、自分としてはきつい、つらい感情もありましたが、今まで味わったことのないような経験をしたという意味ではすごく記憶に残っています。
渡邊 特に印象に残っているのはプレミアリーグの、ホームでの流経戦。5連敗した後の1勝っていう。5連敗していた時の気持ちは今でも忘れていないですし、ベンチもベンチ外もスタメンも、全員が一致団結して勝った試合だったので。あの勝利、勝利の後のうれしさは、忘れることができないですね。
西脇 自分はインターハイの2回戦、帝京との試合です。自分たちの代で初めての全国大会で、自分自身も山田で初の全国大会だったので。2連覇がかかっているなかで1試合目で敗退し、全国大会のトーナメントの怖さを知った試合だったので、とても印象に残っています。
小栁 プレミアリーグ最終節のフロンターレ戦で、自分は体調を崩して途中交代してしまったので、すごく印象に残っているというか、思い出です。あとは来依と一緒で、流経戦が特に。5連敗のあとの勝利だったので。
(続く)