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大学サッカー通信

第30回 大学サッカー通信~小野 隼平(弘前高校→東京学芸大学4年)

2019年11月04日
第30回 小野 隼平(弘前高校→東京学芸大学4年)
東京学芸大学4年 DF
小野 隼平

おのしゅんぺい
青森県弘前市出身。リベロ津軽SC U-12時代には、県選抜、ナショナルトレセン東北に選出される。
その後、同クラブのU-15を経て、進学校である弘前高校に入学。1年の冬からレギュラーを掴むと、2年時には進学校ながら青森県高総体で3位入賞に貢献。大学では関東大学リーグ出場を目指し奮起したが、怪我に悩まされつつ引退となった。


掲載号
写真のみ掲載
青森ゴールVOL.4、16、28


取材日:2019年10月19日(土)
@拓殖大学グラウンド




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リベロ津軽SCU-15時代。中学3年時には、青森県クラブユースサッカー選手権大会で7度目の優勝を果たした。小野選手も背番号5をつけ、DFとして無失点優勝に貢献した。




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2010年、中弘JFCという弘前地区から選抜されたチームに選ばれ、アクエリアスカップ東北大会で優勝を果たす。(後列右から2番目)





 幼稚園の年長の時、兄と友人の影響で始めたサッカー。地元のクラブチーム「リベロ津軽」に所属し、中学生までプレー。高校進学にあたり、関東のサッカー強豪校への誘いもあったが、「親元を離れるという決断がなかなかできなかった」と断ることに。地元に残り、本格的にサッカーを続けるか、進学校に進学するか?悩んだ末に選んだのが進学校への進学だった。サッカーの環境は、それまでよりも少し物足りないものになってしまったが、リベロ津軽から弘前高校へ進んだ選手が多かったこともあり、高校2年時の高校総体では3位入賞を果たす。しかし、「自分たちの代で良い成績が残せなかった。不完全燃焼で終わってしまったことが、大学サッカーを続けようと思った要因の一つです」と、大学でもサッカーを続けている理由をこのように語った。


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弘前高校2年時には、青森県高校総体で強豪校を退け県3位に入るなど、進学校でありながらこの大会のダークホースとなった。





 高校時代の不完全燃焼ともう一つ。大学でサッカーを続けようと思った理由が、同年代の選手たちの影響だ。小学生の頃から、青森県選抜や東北大会のナショナルトレセンメンバーとして活躍してきた小野。全国高校サッカ-選手権大会で3位入賞を果たした青森山田高校のメンバーには、切磋琢磨してきた仲間たちがたくさんいた。彼らが大学に進学してサッカーを続けることを知っていた小野は、彼らの姿に刺激を受け、「関東のサッカーの強いところで挑戦しようと思った」という。

 「国立大学でサッカーが強いところ」という理由から、東京学芸大学に進学。勉強とサッカーの両立は難しくはなく、サッカー中心の生活を送れているというが、度重なる怪我で思い描いていた大学サッカー生活は送れなかったという。「関東大学リーグの試合に出場する」という夢を抱いて入部したが、Bチームからのスタート。さらには、怪我でCチームに落ち、なかなかコンスタントに試合に出場することができなかった。それでも腐らず、「怪我をしてサッカーができない期間は、課題を見つけて他のことに取り組める良い機会にもなります。自分が成長するきっかけになる、そう捉えていました」と怪我を乗り越えてきた。
 4年生になり、ようやくトップチームのメンバーとなったが、約3か月怪我で練習ができない期間が続き、後期はBチームになった。

 それでも、「関東大学サッカーリーグ」という場所で、日々たくさんの刺激を受けている。「練習試合で他大学のトップチームとやることも多く、元プロや有名校から来ている選手たちと対戦してきました。自分は高校サッカ-を強豪校でやってこなかったので、その部分で経験の差を感じる部分はあります。でも、自分は大学に入ってから成長したと思っています。学芸大学サッカー部にもJ下部の選手たちが集まって、そういった選手たちからすごく刺激を受けています。こういった考えもある、こういうプレーもあるんだ、とか考えながら改善できましたし、自分のサッカーの視野が広がりました」


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「関東リーグは、プロの一つ前の段階としてサッカーに取り組んでいる選手もすごく多いので、レベルの高い環境だと思います。自分の成長の糧になるようなことを得られるので、プロのサッカー選手を目指さないとしても、サッカーの集大成としてやるのは悪くない選択肢だと思います」


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 18歳で親元を離れ、一人暮らしを始めた。「ご飯もないし洗濯や掃除も自分でしなきゃいけない。いかに自分がこれまで親に支えてもらっていたかというのを実感して、親の偉大さを感じています。少しは自立できたのかな?」。東京での生活は誘惑もあるというが、「自分の人生経験としては色々経験した方が良いと思うので、弘前にいてできないような経験をできたのは全部良かったなと思っています」と充実した大学生活を送っているようだ。

  東京で色々な人と接することで、「弘前にいたら考えもしないような将来像が出てきました。スポーツ政策の勉強がしたいと考えています。ずっとスポーツに携わっていきたい」と目を輝かせる。さらに、これまでサッカー漬けの人生だったが、「他のスポーツもやってみたい。次は個人競技で考えています」とそのポテンシャルは果てしない。


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 青森県で進路に悩む中学生や高校生たちへのアドバイスを聞くと、「サッカーをやりたいならやった方がいいと思うんですよ!自分みたいに、進学校に入ったりする人も中にはいると思うんですけど、サッカーが好きならサッカ-をやった方がいいと思います」という力強い答えが返ってきた。それは、自身の後悔によるものだ。「地元の進学校を選んだことを後悔しているわけではないですけど、その時点でサッカーをあきらめてしまったことは、少し後悔しています。勉強はいつでもできるし、サッカーで良い大学にも入れるので」

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 残り少なくなった大学サッカー生活について「怪我なく、悔いなく終われたらいいなと思っています」と語っていた小野。そんな彼は、引退の日を迎える。きっとホームで、「集大成」を見せてくれるに違いない。

11月9日(土)14時キックオフ@東京学芸大学総合グラウンド




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